
全12種 カタログ
Yu-TRAVELER シリーズ
製造休止中
TRAVELERシリーズのオフセットリップが作られるまでに参考にしたラパラのルアー

① ラパラのフローティングマグナムシリーズのオフセットリップ。
トラベラーシリーズには、このリップを採用したかったのだが、これは大変複雑な形状をしており、また取り付け方法も顔のデザインを損なう可能性があるため、これを再現することは断念。
別な形状のリップを考えることにする。

② ラパラのジョイントやシャッドラップに搭載されているオフセットリップ。
この形状から、現在のトラベラーシリーズのリップの構造に応用させることにする。
シャローランニングにする、ということが大前提のため、これは都合の良いオフセットリップなのである。

③ 2000年頃に一度チャレンジをしてみたのだが、かなり難易度が高く、断念。
その後、2016年頃から、再び着手する決意をし、2019年に完成。
この取り付け方法であれば、顔のデザインもそれほど損なうこともなく、ボディマテリアルにバルサを使うこともできる。
理想的なハンドメイドルアーとなる。
それぞれのステージでのTRAVELERシリーズの使い方と選択

渓流というステージでは、45F/S または、55F/S を使用します。
フローティングは潜行深度が浅く、シンキングも沈下速度は遅いので、基本的にロッドティップは、下に向けて操作します。
しかし、ルアーが遠い位置にあり、かつ潜らせたくない場合はティップを上に向けます。
アップストリームでは、連続トゥイッチングで誘いましょう。
クロス~ダウンストリームでは、トゥイッチングを交えたリーリングが面白いでしょう。
ピンポイント攻略にはシンキング、広範囲なサーチにはフローティング、と使い分けてみるのも方法の一つです。

本流というステージでは、70F、90F、11F、13F など、川の規模に応じて、色々なサイズを使い分けてみましょう。
遠投が必要な場合や、ルアーをナチュラルに流したい時には、リップレスシンキングミノーの各サイズの出番もあります。
フローティングタイプは、根がかり対策の為、潜行深度がとても浅いシャローランニングなので、極力ロッドティップを水面に近づけると良いでしょう。
ローリングアクションも強いため、リーリング速度の緩急によっては、ギラギラと光らせながらの演出も可能です。

湖というステージでは、規模や魚のコンディションなどによって、あらゆるルアーを使うことができます。
11F、13F では、速いテンポのストップ&ゴーも効果的です。
70F、90F は、ゆっくりのただ巻きも、活性の低い魚を狙う時には有効です。
ジグミノーやリップレスシンキングミノーは、カウントダウンとリーリングを上手に織り交ぜて使うことがコツです。
しかし、カウントダウンは、予測を誤ると根がかりの原因になります。
高活性の魚に狙いを絞って、シャローランニングに徹する方法も良いでしょう。
Yu-TRAVELERシリーズ 全15種カタログ
* 実際の商品は写真と異なる場合があります。
* 設定を改良、変更したモデルを追加することがあります。
* カラーパターンを追加、変更することがあります。

Yu-TRAVELER
45 F/S
4,5cm フローティング 2,8g
シンキング 3,9g
定価 4,400円( 税込 4,840円 )
推奨フック シングルフック
スプリットリング #1
カラー ヤマメ アユ ワカサギ
推奨フックを装着した状態で、Fで約3g、Sで約4g程になります。
おもに、狭小な源流、川幅の狭い渓流などで活躍できるモデルです。

Yu-TRAVELER
55F/S
5,5cm フローティング 3,8g
シンキング 5,7g
定価 4,600円( 税込 5,060円 )
推奨フック シングルフック
スプリットリング #1
カラー ヤマメ アユ ワカサギ
推奨フックを装着した状態で、Fで約4g、Sで約6g程になります。
おもに、川幅の広い渓流、本流上流域で活躍するモデルです。

Yu-TRAVELER
CW6 SP
6cm アワビ貼
サスペンド 4,7g
定価 5,600円( 税込6,160円 )
推奨フック シングルフック
スプリットリング #1
カラー ニュージーランド黒アワビ
ニュージーランド赤アワビ
推奨フックを装着した状態で、約5g程になります。
緩やかな流れや淵、止水などでお使いになると良いでしょう。

Yu-TRAVELER
70F
7cm フローティング 4,6g
定価 5,800円 ( 税込6,380円 )
推奨フック トリプルフック #8
スプリットリング #3
カラー ヤマメ アユ ワカサギ
推奨フックを装着した状態で、約5,5g程になります。
おもに、川幅の狭い本流、規模の小さな湖で活躍するモデルです。

Yu-TRAVELER
90F
9cm フローティング 7,6g
定価 6,300円 ( 税込6,930円 )
推奨フック トリプルフック #6
スプリットリング #3
カラー ヤマメ アユ ワカサギ
推奨フックを装着した状態で、約9g程になります。
おもに、川幅の広い本流、湖で活躍するモデルです。

Yu-TRAVELER
95J
9,5cm ジョイント
フローティング 7,2g
定価 8,000円 ( 税込8,800円 )
推奨フック トリプルフック #4
スプリットリング #3
カラー ヤマメ アユ ワカサギ
推奨フックを装着した状態で、約9g程になります。
おもに、流れの緩い本流、湖で活躍するモデルです。

Yu-TRAVELER
11F
11cm フローティング 9,0g
定価 6,900円 ( 税込7,590円 )
推奨フック トリプルフック #6
スプリットリング #3
カラー ヤマメ アユ ワカサギ
推奨フックを装着した状態で、約10,5g程になります。
おもに、川幅の広い本流、規模の大きな湖で活躍するモデルです。

Yu-TRAVELER
13F
13cm フローティング 10,5g
定価 7,500円 ( 税込8,250円 )
推奨フック トリプルフック #6
スプリットリング #3
カラー ヤマメ アユ ワカサギ
推奨フックを装着した状態で、約12g程になります。
おもに、川幅の広い本流、規模の大きな湖で活躍するモデルです。

Yu-TRAVELER
SP70
7cm シンキング 8,5g
定価 5,000円 ( 税込5,500円 )
推奨フック トリプルフック #8
スプリットリング #3
カラー ヤマメ アユ ワカサギ
推奨フックを装着した状態で、約9g程になります。
規模の小さな湖や本流、ベイトフィッシュのサイズに合わせて海で使うこともできます。

Yu-TRAVELER
SP90
9cm シンキング 11,7g
定価 5 ,500円 ( 税込6,050円 )
推奨フック トリプルフック #6
スプリットリング #3
カラー ヤマメ アユ ワカサギ
推奨フックを装着した状態で、約13g程になります。
湖や本流、ベイトフィッシュのサイズに合わせて海で使うこともできます。

Yu-TRAVELER
SP110
11cm シンキング 16,5g
定価 6 ,100円 ( 税込6,710円 )
推奨フック トリプルフック #4
スプリットリング #3
カラー ヤマメ アユ ワカサギ
推奨フックを装着した状態で、約18g程になります。
湖や本流、ベイトフィッシュのサイズに合わせて海で使うこともできます。

Yu-TRAVELER
TSV4
4cm シンキング 10,6g
定価 4,800円( 税込5,280円 )
#3 1/ 2ウイローリーフブレード装着
推奨フック
フロント トリプルフック #6
スプリットリング #2
リア ダブルフック下向き
カラー ヤマメ アユ ワカサギ
リアにダブルフックのみの装着でバイブレーションになります
商品の詳細と トゥルーチューン(アイ調整)の方法


Yu-TRAVELERシリーズ 全モデルに、
プラグの腹側に「 CLEAR WOOD 」という屋号が入っています。
また、フローティングを意味する「 F 」、シンキングを意味する「 S 」も刻印されており、そのプラグのタイプを一目で確認することができます。
ただし、CW6 だけは、木材の調子により、微妙に浮いたり、ゆっくり沈んでしまったりするので、「 F 」や「 S 」は入りません。
また同じく、ジグミノーやテールスピンバイブ、ミノースピンも、沈むルアーであるのは当たり前なので、こちらも「 F 」や「 S 」は入りません。

全てのモデルは、紙製の化粧箱入りです。
箱のフタには、「 CLEAR WOOD 」の屋号が箔押しされています。
ルアーの重量やモデル名は、箱の外側の底に記載されています。
フタの内側には、適合フックとスプリットリングの番手、また、製作部長の相方からのメッセージが一言だけ書かれています。

ステンレスワイヤーには、全モデルに、SUS304硬線を採用しています。
これにより、ミスキャストによってルアーを岩石などにぶつけても、フックハンガーであるアイが曲がるトラブルを軽減させています。

ルアーのウェイトには、リップレスシンキングミノー以外、鉛を使用していません。
鉛は、根がかりでルアーを水中に沈めた場合、環境に悪影響を及ぼすといわれているため、できれば今後、全モデルに、鉛以外のウェイトにしていきたいと考えています。


リップ付きのモデルは、推奨フック以外のフックを取り付けて泳がせたり、または、ご自身のお使いになるロッドやラインの強弱、種類によって、プラグの泳ぎが左右に反れることがあります。
プラグがまっすぐに泳がない場合は、トゥルーチューン( アイ調整 )を施す必要があります。
ラインタイアイは、焼きが入った硬線なので、これを曲げるには注意が必要です。
まず、手のひらで、しっかりとプラグのボディを握り、親指と人差し指でリップをガッチリと固定します。
そして、平口のプライヤーで、画像の矢印のように、反れた泳ぎとは逆の方向へ、アイをゆっくり少しずつ曲げます。
最初は、上の画像のように、真上から見てアイが右か左に回転するように曲げてみます。
それでも泳ぎが反れてしまう場合は、下の画像のように、正面から見てアイを右か左に傾けるようにします。
リップとボディをしっかりと固定して、ゆっくりと曲げるのがコツです。
Yu-TRAVELER という名前の由来
