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明日 25日木曜日~5月6日 月曜日まで、

突貫作業のためインフォメーションの更新は

お休みさせて頂きます。

連休中も工房は稼働していますが、

パソコンは数日開けない場合もございます。

お急ぎのご連絡やお問い合わせなどは、

相方の携帯メール、又は、ビルダー代表の携帯に

お電話でお願い致します。

その場合、手が離せない作業中の時は、

電話に出ることが出来ませんので、

ご了承頂ければと思います。

連休中も、釣果報告などは大歓迎ですので、

ご投稿をお待ちしております!

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

2019 4 24

  ​みなさん、こんにちは、製作部長の相方です。

今日は、​久しぶりに感動ネタです。

このお話を伺って、ビルダー代表もわたしも

とても勇気が湧いてきて、

たいへん感激してしまいました。

それというのは、4月1日に解禁を迎えた、

栃木県中禅寺湖へ通い続けている、

福島県在住、大物の神さんから頂いたお話です。

解禁直後から、休日の度に中禅寺湖へ通い続けるも

これといった反応が得られず、

​今シーズンは、かなり苦戦していらっしゃるようです。

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例年であれば、シーズン初期であっても

レインボーやブラウンなどのライズが盛んに目撃されたり、

また、湖岸にはワカサギやヒメマスなどの

ベイトフィッシュも多く見られるはずなのですが、

今年は、どういうわけか湖面は不気味な程に静まり、

そして、湖岸には小魚一匹確認できない

まさに生命反応ゼロといった状況なのだそうです。

そのため、シャロー攻略が要のプラッキングでは

釣りを成立させる事が、かなり困難なのだそうです。

しかし、魚はやはりボトムにはいるようで、

賑やかではないにしても、スプーンなどでは

ポツリ、ポツリとは釣れているそうです。

この、大物の神さんからの状況をお聞きして、

ビルダー代表は、

「 スプーンを使った方が良いのでは?」

と聞いてみたそうです。

すると、大物の神さんから

こんな答えが返ってきたのだそうです。

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「 自分は、クリアーウッドのプラグで魚を釣る自信がある。

だから、他のルアーに頼らなくても釣る事ができるんだ。」

なんと頼もしいお言葉でしょう!

そこまでおっしゃってくださる方が

当工房にもいらっしゃったとは!

わたし達、作り手としては、

こんなに光栄なお言葉はございません。

しかし、ビルダー代表は、

この言葉を聞いて、凄いなぁ、とは思いましたが、

「 でも、釣ってないじゃん。」

と、聞き返したそうです。

すると、大物の神さんは、

次のように教えてくださったそうです。

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「 釣りとは、状況が刻々と変化してゆく自然を

相手にしているので、いつでも自分が好きな状況に

なっているわけではない。

当然、プラグで釣るには、

それに合った状況にならないと魚は釣れない。

だから、プラグで釣れる状況になるのを

待てばいいだけなんだよ。」

なんて素晴らしい考え方なのでしょう。

この大物の神さんのお言葉には、

つい、ビルダー代表も目頭が熱くなったそうです。

本当に、ここまでプラグにこだわり続けられる

鉄の意志を持った方は、大物の神さんくらいのことでしょうね。

それを物語るように、大物の神さんの象徴である

「 ペンリール 」の黄金の輝きは

まさに、大物の神さんの情熱とこだわりの輝きを放ち

周囲の釣り人からも一目置かれる

たいへん素晴らしいフィッシャーマンなのです。

よく、魚が釣れない時はルアーのせいにしたり、

釣り竿のせいにしたり、今朝の運勢のせいにしたり、

必ず、何かが悪いと決めつけてしまいます。

そうして、落ち込んだり、イライラしたり

怒ったりしてしまいますね。

大物の神さんは、釣れない原因を

何かのせいにする事は絶対にありません。

大物の神さんは、自分の好きな釣り方で

釣れる状況になるのを待つだけであって、

釣れない時は、これが自然の巡りだ、

と、常に割り切って活動していらっしゃるのです。

その鉄の意志から、大物の神さんに憧れる釣り人は多く、

ビルダー代表も、その一人ではあるのですが、

なかなか、そこまでの境地には至ることが

出来ないようです。

ちなみに、今、わたし達が開発を進めている

Yu - TRAVELER シリーズについて、

その開発に悩むことも多く、

ここで思い切って、大物の神さんに

どういった性能のルアーが好きですか?

と尋ねてみたのです。

すると、大物の神さんは、

「 どんな性能のルアーが好き、嫌いという事ではなく、

そのルアーの特徴を、

釣り人側が引き出してやる事が重要なのだ。」

というお答えが返ってきました。

これには、正直、驚きました。

わたし達は、ルアーを開発するにあたって、

多くのお客様が好むであろう性能を​重視するあまり、

自分自身のこだわりを捨てざるを得ない部分もあり、

そのジレンマに悩み苦しむ事が多々あり、

そこが製品開発の難しさだと考えていました。

しかし、今回の大物の神さんのお言葉に、

クリアーウッドを立ち上げた頃の

初心に帰ることができたように思います。

大物の神さんの今回のお話は、

本当にわたし達を勇気づけてくれる、素晴らしい内容でした。

これからも、その鉄の意志で頑張ってくださいね。

​大物の神さん、

素晴らしいお言葉をありがとうございました。

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2019 4 23

  ​みなさん、こんにちは、製作部長の相方です。

今日は、福島県在住、田村のKさんから

ご投稿が届いておりますので、ご紹介致します。

どこからも調子の良い話が聞かれない中、

田村のKさんだけは、

絶好調に釣果を上げていらっしゃるようです。

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最近の渓流では、1日 川を釣り歩いても、

10センチ位のヤマメが1匹だけ、

という事も珍しくありませんが、

田村のKさんが釣られた位のサイズが

沢山釣れるとなれば、​とても楽しいですよね。

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このように、今回、田村のKさんが沢山釣られました区間は、

イワナも混じるほど、本流の上流域にあたります。

そこでわたし達が驚いたのは、​この魚です。↓

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なんと、スモルト、つまりサクラマス幼魚です。

 

学術的な事は分かりませんが、

こちら福島県の太平洋に注ぐ本流の下流域、

又は、その付近の砂浜や漁港などで

よく見かける個体です。

その特徴は、このサイズで、パーマークが全くない

銀一色で、ウロコがボロボロと剥がれやすく、

背ビレの先端が黒いのが挙げられます。

田村のKさんが釣られた

このスモルトは、本流のかなりの上流で

その流程には、発電所用の堰が幾つもあるので、

そこを上ってきたとは考えられません。

すると、どうなんでしょう?

何年か前、何かの研究機関が、

サクラマスとヤマメの違いについて

「 山間部で生まれたヤマメは、

エサの取り合いに勝った方が陸封型、

負けた方が降海型、となる。」

と発表されていました。

すると今回、田村のKさんが釣られた

このスモルトは、今まさにエサの取り合いに負けたので、

山間部では生きてゆけないと判断し、

これから川を下って海に出ようとしていた

個体だったのでしょうか?

するとヤマメとは、この山間部で

「 これから川を下ろう。」と判断すれば、

すぐにパーマークが消え失せ

銀一色になり、背ビレの先端の黒い色が

濃くなってゆくのでしょか?

ヤマメやイワナは、

このように、まだまだ未知の部分が存在し、

仮に学術的に解明されても、

我々、釣り人からは信じ難いような答えも

出てきたりして、とても楽しませてくれます。

みなさんが、ヤマメやイワナなどの

渓流釣りに夢中になるのも、よく分かりますね。

田村のKさん、色々な種類の釣果、おめでとうございました!

​お疲れ様でした!

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2019 4 22

​  みなさん、こんにちは、製作部長の相方です。

福島県在住、伝説の先輩様から、

「 先日の忘れ物 」というお題のお写真が届きました。

先週、伝説の先輩様のご投稿レポートを

ご紹介いたしましたので、

このお題をご覧になって、アレかな?

と思われる方もいらっしゃる事と思います。

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​伝説の先輩様の地元では、今、桜が満開のようです。

何かと忙しく、お花見をしている暇などないわたし達ですが、

伝説の先輩様が送ってくださった、

この、見事な満開の桜のお写真を拝見し、

あたかも自分達が実際にこの場所へ行って、

桜の花びらで彩られた道を歩いたような錯覚に陥り、

​何とも言えない、心地よい気持ちになりました。

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水面に浮かぶ桜の花びらの絨毯も

​タイミングが合わなければ、なかなか見ることの出来ない

一瞬の美しい光景ですね。

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そして、お花見といえば、お団子ですね!

このお団子は、伝説の先輩様の地元では有名な、

期間限定の人気のお団子だそうです。

そして、先日の、「 ○泉さんとお花見釣行 」での

忘れ物でもありますね。

伝説の先輩様が、この忘れ物をしてくれたおかげ?で、

わたし達もお花見に行って、お団子を食べて

心身ともに癒されたような

疑似体験が出来たのかもしれません。

そして、伝説の先輩様は、

「 来年は忘れずに持参したいと思います。」

と、おっしゃっておりました。

来シーズンの、お花見釣行のリポートも

これで、約束されたも同然ですね!

伝説の先輩様、素晴らしいお写真を

​ありがとうございました!

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2019 4 19

  ​みなさん、こんにちは、製作部長の相方です。

さて、昨日に引き続き、

福島県在住、伝説の先輩様による

「 ○泉さんと平成最後のお花見釣行 その2 」

をご紹介させて頂きます。

伝説の先輩様の釣行レポートもございますので、

お楽しみください。

開始早々2つのミッションをクリアーした私達は気持ちも軽やかに、

余裕のある釣りを堪能していた。

 

〇泉さんはバンブーロッドでu-MASTER55Sイワナを操り、

私は桜と釣り人というテーマで〇泉さんの後方より構図を探す。

すると川面に向かって桜の枝が垂れ、その先に〇泉さんの姿を発見。

「これだ!」とばかりにシャッターを切り、

渓と桜と釣り師を1枚に収めた。

やったー!!!ミッション3つクリアー。

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後は〇泉さんとヤマメの絵が撮れたら完璧と思っている最中、

またもやる気満点のヤマメに遭遇。

5回以上チェイスがあり、ようやく食わせのラインを

通したらヒットしてくれた。

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偏向グラスを通しても色の違いを感じたヤマメ。

サビと秋色を残し、お腹には青色の細かなマダラを散りばめた

平成最後の見事なヤマメだった。

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〇泉さんはバイトとバラシを繰り返したが、

ヒットには恵まれなかった。

私もバンブーを使ったことがあるが、のせるのが難しいロッドだ。

それでも前へ、前へと歩く背中は決して諦めてはいない。

いつもそうだが、ついつい竿を置き、

カメラを構えたくなる後ろ姿である。

最後はバイトも無くなり、

気が付いたら釣り人の姿が見えたので退渓となった。

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こうして私たちの平成最後のお花見釣行は無事に終わったが、

帰り道に重大な事に気づいた。

「あ、花見だんご買ってくるの忘れた~www」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

伝説の先輩様、ありがとうございました。

花見だんごは残念だったようですが、

無事にミッションをクリアし、

何事にも果敢に挑む○泉さんの後ろ姿に触発され、

見事な2匹のヤマメに出会い、

平成最後の心に残る釣行になったのではないでしょうか。

伝説の先輩様、○泉さん、お疲れ様でした!

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2019 4 18

​  みなさん、こんにちは、製作部長の相方です。

今日は、嬉しいことに、

福島県在住、伝説の先輩様からのご投稿が

届いておりますので、ご紹介させて頂きます。

伝説の先輩様による、

「 ○泉さんと平成最後のお花見釣行 その1 」

と題した釣行レポートもございますので、

お楽しみください。

兼ねてから渓流で釣友と花見しながら

ヤマメ釣り人がしたいと考えていました。

理由は満開の桜とヤマメと釣り人という

贅沢な写真が撮りたかったから。

その願いを叶えてくれたのが、同い年の〇泉さんでした。

2ヶ月近く前にお互いの予定を合わせたのですが、

この日は20℃を超すポカポカ陽気。

集合場所は満開に少し早い感じでしたが、

川を下ること15分で満開の桜が視界に飛び込んでくる。

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田んぼの脇を流れる里川は緩やかで、

既に散り始めた花びらが流れに漂っている。

u-MASTER45Sアユを結び、

流れの緩い部分を通していくが反応がない。

まさかこんな早い流れに付いていないとだろーと

何気なしに急流を通してみると

いきなりのバイトに合わせが間に合わず、痛恨のバラシ!

それでも攻め方を強い流れの瀬尻付近に定めて狙うと

直ぐに結果が出た。

今期初ヤマメをキャッチ!

緩やかな流れに横たわらせ、

桜の花びらとヤマメとu-MASTERをパチリ。

やったー!ミッション1つクリアー。

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そして対岸には満開の桜と真っ青な空が広がる。

〇泉さんは得意のスローシャッターで渓の流れと桜を切り取り、

私はズームで青空バックの桜を切り取る。

やったー!!ミッション2つクリアー。

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〇泉さんが桜撮りに夢中になっている中、

移動後直ぐに連続バイト。結果は1バラシ、1キャッチ。

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今度は道具を並べてお決まりのショット。

そして対岸にまたもや枝ぶりのよい桜を発見。

ヤマメをリリースすると共に桜にカメラを向ける二人(笑)。

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開始から1時間も経っていないのに、

まったく先に進めないよ~。

一体どうなるんだ今日の釣りは???

 

つづく

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

伝説の先輩様にとって、今期初の釣りだったそうですが、

○泉さんとのお花見釣行のミッションを2つクリアされ、

充実した釣行になったようですね。

この後の展開がとても楽しみですね。

気になる続きは、明日ご紹介させて頂きます。

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2019 4 17

  ​みなさん、こんにちは、製作部長の相方です。

今日は、ビルダー代表が渓流へ出撃し、

間もなく発売を開始いたします、

Yu - TRAVELER シリーズの渓流モデルの

​最終テストに行ってきました。

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これの開発が始まってから、

いったい何年かかった事でしょう。​

かなり、右か左で悩みましたが、

ようやく、商品化できる状態まで持ってくる事ができました。

さて、例によって、

当工房では、湖や管理釣り場などのルアーとは違い、

渓流モデルの場合、

まず、「 釣れる 」という事を前提に設計するのではなく、

「 あらゆる流れの中での使い心地 」

を考えて作り出します。

このため、「 里川のような区間で魚が釣れるよ 」

という情報を耳にしても、

その区間でテストをするわけにはいかないのです。

なるべく、変化に富んだポイント、

そして、落ち込みが連続するなど、

一般的に「 ルアーで攻めるのは難しい 」

というようなポイントを選ぶようにしているのです。

そこで、

今年初の解禁一発目に選んだポイントはというと・・・

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え? ここですか?

確か、ルアーでは攻めづらい所って言ってませんでしたか?

しかも、ここって、いわき市内では誰もがご存知の

当たり前過ぎるポイントで、

町からもいちばん近い所ですよね。

そうです、ここが、いわき市では有名な

「 蛇眼淵 (じゃがんぶち)」です。

蛇眼淵とは、江戸時代中期頃に起きた事件から

そのように呼ばれるようになったらしいのですが、

その蛇眼淵が、正確にはココなのかは分かりません。

ただ、ビルダー代表が中学1年生の時、

学校の遠足で、この蛇眼淵でバーベキューをした

​という思い出があるのだそうです。

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その当時は、こんな規模の小さい淵ではなく、

かなり広い淵で、河原も広大で8組ある1年生が

十分にバーベキューをする事ができる場所だったそうです。

そして、蛇眼淵という名前の由来は、

江戸時代中期頃、この淵の近くに住む若い娘さんが

突然行方不明になったそうで、

両親や近所の人達は、大変心配したそうです。

暫くした後、その娘さんの家にとても美しい男性が訪ねてきて、

「 自分は、そこの淵に住む龍の化身です。

数日前、ここの娘さんがあまりに美しかった為、

私の嫁にさせてもらいました。

そのおわびの印に、私の片目の宝石を置いていきます。」

と、今でもその龍(へび)の眼の宝石が存在する事から、

その淵を蛇眼淵と呼ぶようになったそうです。

昔、ビルダー代表が中学生の頃、

初めて見た蛇眼淵に憧れを抱いたそうで、

「 そういえば、オレが渓流釣りをやるようになってから、

あんまり来てないなぁ。」

と、何故か急に思い出し、

今年の一発目は、この蛇眼淵からスタートする事に

したのだそうです。

本当は、ただ面倒だっただけなんじゃ・・

いえいえ、市街地から近いので、面倒だったわけではなく、

実は、この蛇眼淵の上流側のポイントが

プラグのテストに必要だったわけなのです。

そこは、水の勢いも強く、大小たくさんの石と落ち込みが

連続していて、まさに、渓流を代表するポイントの

はずだったのですが・・・

​続きは、また今度にしましょう。

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2019 4 16

  ​みなさん、こんにちは、製作部長の相方です。

そういえば、先月、管理釣り場に行った時、

池の周辺に柳の芽が出ていました。

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あれ? これって柳の芽でいいんですよね?

間違っていたら、ごめんなさい。

さて、柳といえば、ルアーの世界では、

まず、先に思い浮かべるのは、

「 ウィローリーフブレード 」ですね。

ウィローリーフとは、

​「 柳の葉 」という意味なのだそうです。

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なるほど、まさに柳の葉のような形をしていますね。

ブレード系のルアーは、

このウィローリーフブレードか、コロラドブレードか

好みの分かれるところですが、

最近では、全体的に、どのルアーも

このウィローリーフブレードを装着したルアーが

主流のようですね。

さて、この柳の葉で思い出す話が、もう一つあります。

それは、北海道のアイヌ民族の昔話で、

確か、神様が川に柳の葉を流したところ、

それがシシャモになった、

というような内容だったと思います。

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このワカサギカラーも、見方によっては

シシャモに似てなくもないですよね。

ワカサギにしても、シシャモにしても

その姿形は、小魚を代表するような

とても「 ベイトフィッシュらしい 」と思いませんか?

これにお気づきの方は、意外と少ないように感じますが、

アユの稚魚やサケの稚魚も、

こんな、ワカサギかシシャモっぽい姿形を​しています。

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なので、このシシャモカラー、つまりワカサギカラーは、

比較的どんな魚のカラーにも、似せることができる

たいへん便利な、万能カラーなのです。

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シーズン初期の本流では、

このワカサギカラーのプラグを使うと、

稚アユが沢山アタックしてくる事も

珍しくありません。

時には、「 アユカラー 」を使うよりも

「 ワカサギカラー 」の方に、

沢山アユが突進してくる事も多いほどです。

そういった理由から、

ビルダー代表は、

特に、このワカサギカラーを重要視していて、

初めての釣り場に立った時は、

まず、ワカサギカラーから探りをいれる事も

多いのだそうです。

ですが、最近では、このワカサギカラーを好む方は、

​ずいぶん少なくなった感じがします。

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2019 4 15

  ​みなさん、こんにちは、製作部長の相方です。

先週は、真冬並みの陽気でしたが、

それでも、こちら福島県の海沿いの町では

桜も満開になり、春本番です。

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桜といえば、

当然、それを象徴とする​、サクラマスですね。

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この写真のサクラマスは、もう数年も前の写真ですが、

元々、ビルダー代表は、サクラマスという魚種が好きで、

10年以上前には、よく、この魚を求めて、

寸暇を惜しんで、東奔西走していたそうです。

そんな中で、ビルダー代表が不思議に思っていた事が、

「 サクラマスとは、どういった理由で、

桜のマスなのだろう?」という事です。

一般的には、桜の花の咲く頃に遡上するから、

​という事なのでしょうけれど、

ここ、福島県の海沿いでは、

桜の花が咲く頃には、遡上数はあまり多くなく、

どちらかというと、5月を過ぎ、

藤の花が咲く辺りから姿を見せ始めます。

なので、

「 オレの地元のマスは、フジマス( 藤の花 )の方が、

合っているんじゃない。」

などと感じていたそうです。

さて、そんなサクラマスを追いかけていた時期に、

ビルダー代表は、面白い人物と出会ったそうです。

その人は、当時70歳位で青森県出身の方だったそうです。

その方が、子供の頃、

つまり、当時で60年程前の話で、

青森県の川には、沢山のマスが遡上していたそうです。

そのマスは、子供が手づかみで取れるほど、

とても多くの遡上量だったのだそうです。

ところが、その方がおっしゃるには、

その時のマスは、サクラマスではなかったというのです。

遡上する時期は、春頃だったと言っていましたが、

それが、サクラマスではない、とは

一体、どういう事なのでしょう。

その方は、

「 ワシらが子供の頃は、サクラマスという言葉はなかった。

みんなマス、マス、って呼んでいたよ。

だから、言うなれば、ママスとでも呼ぶのかな?」

え? ママス?

つまり、真マスッってこと?

その魚の稚魚って、何だったのでしょうね?

サクラマスの稚魚は、ヤマメですが、

真マスの稚魚って、マス?

最初からマスなの?

「 マス 」とは、

そう言われてみれば、ニジマス、サクラマス、

サツキマス、アメマス、と、幾つか種類がありますが、

ただのマスって、いませんよね?

マスって、いったい何なのでしょう?

​と、ビルダー代表が、不思議がっていた事がありました。

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明日、12日 金曜日は、突貫作業の為、

インフォメーションの更新はお休みさせて頂きます。

​・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

2019 4 11

​  みなさん、こんにちは、製作部長の相方です。

全国的に解禁になってから、ひと月半になりますが、

みなさん、釣りに行けているでしょうか?

様々な理由で、まだ行けていないという方々も

いらっしゃると思います。

勿論、釣りに行けているという方々も多いと思います。

当工房では、クリアーウッドのルアーで釣れた魚であれば、

種類や数、大きさに関係なく、ご投稿をお待ちしております。

ご投稿して頂いた釣果報告は、

全て、このインフォメーションでご紹介させて頂きます。

みなさんからのご投稿を、心よりお待ちしておりますので

是非、ご投稿をよろしくお願い致します。

という事で、今日は、これといったネタもありませんので、

恐縮ですが、また、マスのお料理でも紹介したいと思います。

まずは、釣ったお魚の食べられる所は

全てありがたく頂くという事で、

恒例の、マスの頭汁 第2弾です。

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今回は、大きい頭ばかりだったので、

いつも作っている鍋には頭が入りきれなくて、

大きい鍋に変更して作りました。

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画像では分かり難いのですが、

本当に大きい頭だけに、食べる所も沢山あって、

​結構、お腹いっぱいになりました。

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見た目がグロテスクで抵抗がある、

という方もいらっしゃると思います。

わたしも最初はそうでした。

でも、一度この美味しさを味わってしまったら、

見た目など関係ないと思ってしまう程なのです。

みなさんも、管理釣り場で釣れたお魚を持ち帰ったら、

一度、この頭汁をお試しになってみてください。

さて、頭汁の翌日、

​今度は、メインディッシュです。

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この日は、定番のお刺身と塩焼き、

​そして、真ん中にあるものは何かというと・・

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これは、マスの押し寿司です。

​今回、初めて挑戦してみました。

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初めてなので、形は歪(いびつ)ですが、

これ、型をプラダンで作ったんですよ。

最初は、型を買うか、牛乳パックを使うか、

とか考えたのですが、牛乳はあまり飲まないし

どうしようか・・と思った時、

あのプラダンで作った棚を見て、

コレだ!と思いついたのです。

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​このようにテープで留めて、中にラップを敷いて

その上にクッキングシートを重ねて

ご飯がくっつかないようにして、ご飯、大葉、刺身、

の順に乗せていき、ひと周り小さいプラダンで押して

​形を整えました。

取り出す時は、テープをカッターで切れば

全開できるので、簡単に取り出すことができました。

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さて、これを切ってみようと思うのですが、

素人がテキトーに作ったので、

​上手く切れなくて、四苦八苦でした(汗)

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映えを狙ったのですが、

まぁ、自分達で食べるので、​こんな感じでご勘弁を。

でも、また作りたいと思う程、味は絶品でした。

そして、生ばかりだと飽きるので、

ハラスを塩焼きにしてみました。

​これが、箸休めになって食欲増進に・・

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そして、ビルダー代表の大好物、

マスのお刺身です。

テストと言いつつ、これが食べたいが為に、

わたしを管理釣り場に連れて行くような感じでもあるです。

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今回のお刺身は極上ばかりで、

​良かったのか良くなかったのか・・

​ビルダー代表のお酒の量は増えるばかりなのでした・・

今回、押し寿司を作るにあたって、

適当な型がないという事で、プラダンを使ったわけですが、

この事に対しビルダー代表は、

「 欲しいサイズの物がなければ、自分で作ればいい!

これが、ハンドメイドの真髄なのだ~!」

などと、ハンドメイドについて、グダグダと語り、

お酒に溺れてゆくのでした。

あの~、エラそうにホザいていますが、

プラダンのアイデアは、​わたしが考えたんですが・・・

2019 4 10

​  みなさん、こんにちは、製作部長の相方です。

今日は、福島の幹事長、○泉さんから

釣果ご報告が届いています。

今シーズンも、臨場感溢れる

○泉さんの釣行記を​お楽しみください。

こんにちは、やっと渓流に足を運んで来ました。

冬季の降雨量が少なかったので川の流れは細く、

今日は気温が7.5℃まで下がり、あまり期待はできない様子。

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思った通り魚の反応はいまひとつで、

昨年、ビルダー代表と話をした記憶が蘇った。

あれっ?「〇✕川は釣れない」って言っていたよな?

今日はその〇✕川に入渓。現状打破できるだろうか?

遡行を続けると背後からカサカサと

乾いた落ち葉を散らすようにモフモフの毛玉が迫り、

木々に登りはじめ枝から枝へと飛び移っては対岸へと渡って行った。

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リスである、このような出会いは楽しくも癒される。

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釣果という楽しみを目指しu-MASTER 45Sをキャスト、

リトリーブしては泳ぎを楽しみながら

時折トゥイッチさせると大きく左右にスライドするアクションに

面白味を感じながら夢中になっていると

ヤマメがヒット!

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楽しんでいれば答えは付いてくるものである。

リスに出会い、魚と出会い、山萌える渓流を満喫。

​・・・・・・・・・・・・・・・・・・

○泉さん、ありがとうございました。

春先の暖かい自然の営みが感じられる、

素晴らしいお写真をありがとうございました。

それにしても、○泉さんの文中にもありましたが、

この川は「 釣れない 」とビルダー代表が断言したように、

とても厳しい状況の川なのですが、そんな場所で、

このように美しいヤマメを釣り上げるのですから、

さすが、○泉さんですね!

ビルダー代表も、とても悔しがって、感心していました。

○泉さんは、渓流を歩く時、釣りだけではなく、

川の様子や、動植物など、自然を眺めたりする事も

お好きだと伺ったことがあります。

だからこそ、誰もが気付かない

些細な変化も見逃さない、○泉さんの洞察力が、

この「 釣れない 」川での釣果を導いたのだと思います。

○泉さん、今シーズン初ヤマメ、おめでとうございました!

​お疲れ様でした!

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2019 4 9

  ​みなさん、こんにちは、製作部長の相方です。

福島県でも、待ちに待った解禁となり、

福島県のお客様も、早速、活動を開始されたようです。

今日は、福島の影のドン、田村のKさんから

釣果ご報告が届いておりますので、

​ご紹介いたします。

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田村のKさんは、解禁になって最初の休日に、

​いわき市内にある渓流で

今シーズン初の渓流釣りを楽しまれたそうです。

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田村のKさんは、渓流釣りは勿論、オフシーズンでも、

何かしらの釣りをしており、

一年中、釣りを楽しまれています。

そんな田村のKさんは、経験も技術も素晴らしく、

昨年の、銀山湖の流入河川での釣行では、

おそらく、日本一であろうという、

とてつもない釣果を叩き出した方でもあります。

先日行かれた、今シーズン初の渓流釣行でも、

「 形は小さいけど、結構釣れましたよ。」

​という、嬉しいコメントを頂きました。

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「 u - MOUNTAIN STREAM 4S  と uK4F です。」

と、ヒットルアーもご報告してくださいました。

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田村のKさんは、魚のお写真を撮られる時、

魚中心ではなく、必ずヒットルアーが写るように

配慮して撮影して下さっています。

 

わたしもそうなのですが( 汗 )

釣り人なら、何より釣った魚を自慢したい

という思いもあり、魚中心に

撮影するのではないかと思います。

しかし、田村のKさんは、

釣った魚の自慢というより、

「 このルアーで釣れたよ 」

というご報告をしてくださる、

とても心優しいオジサマなのです。

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田村のKさん、いつもお気遣いありがとうございます!

初釣行で、イワナとヤマメを釣られるとは

お見事ですね!

今シーズン初の沢山の釣果、おめでとうございました!

お疲れ様でした!

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2019 4 5

  ​みなさん、こんにちは、製作部長の相方です。

昨日の続きです

今回、思ったよりもイクラが沢山とれたので、

このイクラを使ったヘルシーメニューを考えてみました。

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イクラは、コレステロールがとても高いと聞いたので、

ご飯ではなく、その代わりにキュウリを

使ってみました。

​名付けて、イクラキュウリ丼です。

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醤油漬けにしたイクラに、

キュウリと刻みのりを混ぜてあるので、

ちょうど、お寿司の軍艦巻きのような味がします。

もし、みなさんも、釣ったニジマスのお腹から

ポロポロとイクラが出てきたら、

醤油とお酒に付け込んでおくと、

とても美味しく出来上がりますよ。

お酒にもよく合うので、

お酒の好きな方には、特にオススメです。

そして、お次は恒例のマスの頭汁です。

​これを食べないと、管理釣り場に行った気がしませんね。

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この頭汁、「 とっても気になる 」

何人かのお客様がおっしゃっておりましたが、

是非、みなさん、食べてみてください。

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頭だけ、とはいえ、頬やカマ付近に

けっこう身が詰まっていて、とても美味しいです。

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コツは、魚を捌く時、頭もよく塩で揉んでください。

生臭ささが取れて、美味しく召し上がれますよ。

さぁ、いよいよメインディッシュです。

​この日が来るのを、ずっと待っていました。

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超豪華に、マスの中骨に残った身の塩焼き、

そして、マスのお刺身、

極めつけに、マスのイクラ刺身丼です。

これらは、わたし達が「 極上 」と呼んでいる

あの、ギンギンピカピカのニジマスで作ったものです。

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ご覧の通り、

あのギンギンピカピカに光輝いていたニジマスは、​

このように赤身の強い、とても素晴らしい

​極上のお刺身になるのでした。

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あれだけ大きな魚だったので、3枚に卸した時の中骨には

沢山の身が残っています。

この極上マスは、塩焼きに大根おろしで食べてみると

スーパーで売っている鮭と全く同じ味がしました。

ということは、この極上さんは、鮭なの?

と思ってしまう程、濃い味でした。

​さぁ、いよいよ真打ち登場です。

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ビルダー代表も、「 世界で一番これが好き。」

と、ホザくほどの、海鮮丼ならぬ

マスのイクラ刺身丼です。

切り身が大きすぎるので、ご飯が全く見えませんが、

​底の方には、ご飯が入っています。

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この美味しさには、わたしも、つい夢中になって

ガツガツと箸を動かしてしまいます。

隣で見ていたビルダー代表も、「 まるで野獣だな。」

と呆れていましたが、美味しいんだもの、

野獣になるのも仕方がないじゃないですか。

そういうビルダー代表だって、

わたしよりも早く完食して、残ったお刺身で

​第2ラウンドを開始しているじゃないですか。

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「 だって、美味しいんだもん、それに先日、

白○さんから頂いた、この生酒も

​これがまた、マスによく合うんだよ。」

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わたしも少し頂きましたが、

お米の味がしっかりとしていて、

とても美味しいお酒なので、ニジマスのお刺身には

とてもよく合いますね。

白○さん、ありがとうございました。

さて、第2ラウンドを早くも終了させた

ビルダー代表は、残りの刺身で

まだまだ晩酌を続けているではありませんか。

「 だってオレ、この世で一番マスの刺身が好きなんだもん。

それに、この極上マスは、滅多に出会えないレアモノだよ。

酒は旨いし、こりゃ、まさに天国だな。ヒック!」

はいはい、大好物なのは分かるけど、

毎回、マス料理の時は暴飲暴食ぎみで、

挙句の果てに、泥酔状態になって絡むのは

勘弁してほしいものです・・フン

マスのストックが無くなるまで、

これから数か月、ビルダー代表がこんな調子だと思うと、

気が重い、わたしなのでした。

​ハァ~・・・

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2019 4 4

 

 

 

 

  みなさん、こんにちは、製作部長の相方です。

昨日の続きです

こうして、先月のわたしの

管理釣り場用プラグのテスト釣行では、

60~70センチの大型ニジマスを6本、

ブラウントラウトを2本、

という結果で幕を閉じました。

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ここの管理釣り場では、

一日券を買えば、サイズに関係なく、

10匹までは持ち帰ることが出来るので、

​とても助かるのです。

なので、こうして大型ばかりで揃えれば

刺身というお土産が、たくさん確保出来るのです。

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これから、マスを捌きます。

我が家の小さな台所には納まりきれない程の

大量の大物達を、全部捌くまでに3時間以上も

かかってしまいました。

画像手前の銀色のニジマスが、

わたし達が「 極上 」と呼んでいるマスです。

なぜ極上か?

その理由は、このように捌いてみると

​一目瞭然です。

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どうですか?

この鮮やかなオレンジ色の身は?

これを見ただけでも、絶対おいしいという事がわかりますね。

もう、これを見たら

「 お刺身決定 」ですよね!

更に今回は、6匹のニジマスのうち3匹から

​イクラも採れました。

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3匹から、とはいえ、

我が家でいちばん大きなどんぶり一杯に採れたので、

ビルダー代表の喜びようといったらありません。

すっかり舞い上がって、

「 今夜、早速食べるぞ!」

と、腰が浮いた状態で、ルンルン気分で

魚を捌いていました。

さあ、そして、いよいよ全ての魚が切り身にされると、

​我が家のテーブルは、大変な事になってしまいました。

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今まで、ビルダー代表も、色々な釣りに精を出し、

様々な獲物を持ち帰って来たことがありましたが、

はっきり言って、ここまでの量は過去最高です。

こんな事もあろうかと、

新しい冷凍庫を買っておいたのですが、

​いよいよ、役に立つ日がやってきました。

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我が家では、こうして、

極上の刺身用、普通の刺身用、焼き物用など

小分けにして、冷凍パックに入れておきます。

​勿論、これも大事に分けておきます。

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こんなに持ち帰って、

暫くはマス料理ばかりになるけど、大丈夫なの?

と、ビルダー代表に聞いたら、

「 オレは、毎日だってマスが食いたいんだぁ~!!!」

と、夕日に向かって叫んでいました。

そして、全てを捌き終わって、

イクラを冷蔵庫で1日寝かせて、

​翌日に味見をしてみました。

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「 う~ん、うまい!

オレは、この日が来るのを一日千秋の思いで

待っていたんだ!​ ヒック!」

などとホザき、早くも酔っ払っている様子の

ビルダー代表ですが、

そのセリフ、これまで何回聞いたことか・・・

ほとほと呆れてしまいますね。

でもまぁ、テスト釣行で釣ったお魚を

全て持ち帰れて、更に、それが大好物で美味しく頂ける

という、一石二鳥のような境遇に

感謝することにいたしましょう。

​明日へ続きます

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2019 4 3

  ​みなさん、こんにちは、製作部長の相方です。

ここ数日の気温も冬に逆戻りしたせいか、

まだ、どなたからも渓流ネタが届いておりません。

なので、先月のわたしの管理釣り場での続きの話を

​進めてみるとしましょう。

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新型のルアーの決定稿も出来上がってきているので、

この管理釣り場用のモデルにも完成型を打ち出すべく

この日の釣行になったのですが、

朝イチは、非常に芳しくなく、

かなりの苦戦を強いられてしまいましたが、

シンキングタイプを活用する事により、

大型のニジマスやブラウントラウトがヒットするようになり、

この段階では、既に60~70センチの大型トラウトを

6本キャッチする事ができました。

こうして、順調に大物を連発させていると、

遂に、わたし達が「 極上 」と勝手に命名している

​素晴らしいニジマスがヒットしてくれたのです。

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この魚は非常にエキサイティングでした。

わたしは、ルアーの泳ぐ軌跡を目視しながら、

リーリングしていると、ルアーを追いかけてくる大物の姿が

確認できたのです。

そこで、確実にルアーバイトさせるため、

やや早めにリールを巻いたところ、

​予想通り、魚は大口を開けてルアーに襲いかかりました。

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​すると、この魚は突然私の方に向かって

突進してくるではありませんか。

驚いて、慌てて糸フケを回収したのですが、

その後は、右に左に激しく泳ぎまわり、

普通の管理釣り場では考えられない程のスピードと力強さで

激しく抵抗を繰り返したのでした。

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そして、散々わたし達を悩ませた後に、

ようやくネットに納まった魚体は、銀色にピカピカと輝く

まるでサクラマスのような美しいニジマスでした。

このへんが、わたし達が「 極上 」と呼ぶ理由で、

このように、ウロコがボロボロと剥がれるほど

ギンギンピカピカの大物は、

ほぼ間違いなく、お刺身にすると美味しいのです。

なので、これが無事キャッチされた時、

ビルダー代表は、横でポツリと

「 これでオレの酒の肴に、極上が手に入ったぜ。」

と、独り言を言ってニヤリと笑ったのを

わたしは見逃しませんでした。

さて、こんな極上のお土産も確保できた事ですし、

今日の釣果は、もう十分でしょう。

ビルダー代表も、

「 そうだね、これくらい釣ることが出来れば

ルアーのテストとしては上出来かな。」

と、満足げでした。

では、あと1回投げたら終わりにしましょうか。

と思ったら、この最後の1投で

また何か来ましたよ。

あれ? これ何だろう?

サイズは、大きくなさそうですが、

魚の色がニジマスではないみたいです。

​まさか、またブラウン?

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なんと、またブラウントラウトが釣れてくれました。

​本日、2匹目のブラウンです。

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ブラウントラウトは、最近では管理釣り場でも

あまり見かけなくなったような気がします。

また、当然、川にもまず生息はしていないので、

一部地域を除いては、ほとんど見かける機会はありません。

なので、このブラウンが釣れると

​とても嬉しくなってしまうんですよね。

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結局、こうしてこの日は、

短時間のうちに大型のニジマスやブラウントラウトを​

合計で、8本も釣ることが出来ました。

さすがに、もう帰ってもいいでしょう。

ビルダー代表も、

「 もういいや、早く帰ろう、何だかすごく疲れた。」

と、釣りをしていたわけでもないのに、

かなりお疲れの様子でした。

​それもそのはずです。

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こんな大きなニジマスを、次々とヒットさせている

わたしの隣で、

「 バレるなよ、頼むからバレるなよ。」

と、一心不乱に祈っていたらしいので、

だいぶ気疲れしてしまったのでしょう。

わたしだって、竿を持つ手がこんなに疲れたのは

この日が初めてです。

ドラグを緩め、ラインもナイロンの2lbという

ウルトラライトタックルでも、

まるで、海や湖のヘビータックルで大物を釣り続けたような

疲労感が腕に残っているのです。

管理釣り場で、こんな経験をしたのは、

​本当に初めてでした。

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そして何より、わたしが開発を進めてきた

このルアーの実力が証明された事が

いちばんの収獲でした。

管理釣り場とは、

天然のフィールドにはない、独特の難しさはありますが、

普段、釣ることが出来ない大物にも出会える事があるので、

オフシーズンの良い気晴らしになると思います。

そして何より、美味しいお土産が魅力的なのです。

​明日へ続きます

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2019 4 2

  ​みなさん、こんにちは、製作部長の相方です。

今日は、先日、管理釣り場ネタでご投稿頂きました、

東京都在住、レッド・ウイングさんから

たいへん興味深いお写真を送って頂きました。

それというのは、レッド・ウイングさんは、

山梨県のフィッシングショップ オノ様から、

Yu - TRAVELER の試作品をご購入くださいました。

そして、そのルアーを管理釣り場でお使いになり、

数々の大物を仕留められました。

レッド・ウイングさんのお話を伺ってみると、

なんと、イトウまで釣られたようですよ!

レッド・ウイングさんは、

これまでのご自身の経験や、また今回、

この試作品を使って魚を釣ってみて、

このような事実が多々あるというのです。

それというのは、

​「 トラウトは、ミノーの背中部分に喰いついてくる。」

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そうなんですか?!

確かに、このルアーへの魚の歯形は、

背中側に激しく付いていますね。

そんな事実があるとは知りませんでした。

みなさんも、恐らくそうだと思いますが、

魚がルアーに喰いついた合図としては、

ロッドを握る手元に、直接感触が伝わる。

又は、泳いでいるルアーを目視していて、

そこへ魚が襲いかかる。

の、どちらかだと思います。

後者の、魚がルアーを襲う瞬間を目撃できたとしても、

一瞬の出来事なので、それはルアーの

どの部分に喰いついたのかを判断するのは

とても難しいと思います。

なので、わたし達は、通常は

「 フロントフックに魚が掛かっていれば

ミノーの腹に喰いついたのだろう。

リアフックに魚が掛かっていれば、

ミノーの尻尾に喰いついたのだろう。」

という程度でしか判断する事は出来ないと思います。

なので、今回、レッド・ウイングさんの

この衝撃的な事実には、ビルダー代表も

たいへん驚いていました。

確かに、それを証明するような傷が付いているので、

これは、紛れもない事実だと思います。

レッド・ウイングさん曰く、

このように、ミノーの背中に食いついて来たトラウトは

キャッチ出来る場合と出来ない場合とがある。

と、おっしゃっておりました。

それは当然ですよね。

何しろ、ルアーの背中には、フックは付いていませんからね。

しかし、こういったケースが

もし多いとするならば、

トラウトフィッシングにおいて、

渓流にしろ、本流にしろ、湖にしろ、管理釣り場にしろ、

「 バラシが多い。」

というのは、これが原因なのでしょうか?

みなさんも、例えば、渓流などで

次から次へと魚がヒットして来るのに、

結局、1匹もキャッチ出来なかったという経験は

あると思います。

それは、もしかして魚が皆、ルアーの背中側を

襲っているから、が原因だったのかもしれませんね。

ビルダー代表も、忘れもしない、

1日でサクラマスを24連バラシという

苦い記録を持っています。

もしかしたら、あの時のサクラマスは全て、

ルアーの背中に食いついていたのでしょうか?

そう言われてみれば、

曖昧な記憶ですが、確か何年か前に

国産のクロダイ釣り用のミノーで、

根がかりを回避させる工夫として、

ミノーの背中側にダブルフックが装着されたものが

発売されていたと思います。

クロダイとトラウトでは、食性や習性も違うので、

何とも言えませんが、あのルアーは、

果たして背中側のフックにフッキングした事が

あったのでしょうか?

何にしても、今回のレッド・ウイングさんの

新事実については、今後のみなさんの釣り人生の

大きな参考になることでしょう。

レッド・ウイングさん、

貴重な情報をありがとうございました。

また面白いお話などがございましたら、

ご投稿してくださいね。

2019 4 1

みなさん、こんにちは、製作部長の相方です。

今日は、待ちに待った、

福島県の渓流解禁日です。

わたし達も、この日をとても心待ちにしていました。

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残念ながら、うちのビルダー代表は、

今年発売予定の、

Yu - TRAVELER の発売準備に追われているので、

今日は行けなかったようですが、

「 近々、オレは行くぞ!」

と、ヤル気満々でいます。

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今年は、こちら福島県でも

雪が例年より少なく、気温も高かった事から、

今後、どのような展開になってゆくのか

全く予想できませんが、福島のみなさんも、

​張り切って参りましょう!

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全国のみなさん、また、福島のみなさん、

今シーズンも釣果報告をお待ちしておりますので、

​みなさん、ドシドシご投稿をお願い致します。

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それにしても、ここ最近、何となく感じている事なのですが、

当工房が、全国的に販売を開始させて頂いた当初は、

ほとんどのお客様が渓流専門の方々でした。

しかし、最近では、渓流へ行かれる回数が減った

というお声も多く聞かれ、その分、湖や本流、

また、管理釣り場などへ出向く回数が増えてきて

​いらっしゃるようです。

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やはり、渓流というステージも

そのほとんどが放流に頼らざるを得ないのが現状ですし、

また、放流や管理の行き届いていない渓流では、

釣果も芳しくない事から、より魚の釣れる可能性のある

ステージへ移行される方々が増えているのかもしれませんね。

ですが、まだまだ渓流にも

ワイルドなロマンが残されていますから、

みなさん、率先して釣りに行きましょう!

ちなみに、u - MASTER の新色 オータムカラーが、

​東京の販売店 スーパーブッシュ様に入荷しています。

このオータムカラーは、

色々な方々からご好評頂いておりますので、

みなさん、この機会に、是非チェックしてみてください。

また、先月のわたしの管理釣り場での釣果状況も

気になる、というお客様もいらっしゃいましたので、

随時、紹介させて頂きますので、

よろしくお願い致します。

今月も、みなさん、

​頑張って参りましょう!

​過去記事

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