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2022 6 30
ど~も、ビルダー代表です。
さぁ! お次は、
連日の猛暑にも負けず、地元の渓流でロマンを追い続ける、
福島県在住、シェークスピアさん
からのご投稿が届いてますので、ご紹介いたします。
いやもう、本当に、ここ連日の猛暑には、
ワタシのメタボな腹には、ちと、酷ってなもんです。
こんなに暑くては、家の外に出るのもイヤになってしまいますが、
シェークスピアさんは、早朝の気温の低い時間帯に
釣りに出かけたのだそうです。
この川は、地元では人気のある川である反面、
漁業権のない、放流が行われていない川なので、
あまり期待は出来そうにありません。
しかし、小型ながら、ヤマメが数匹、顔を出してくれたそうです。
それでも、シェークスピアさんは、
もう少し、感動的な魚に出会えないかなぁ、と、
釣り上り続けますが、
途中から、まったく釣れなくなります。
ふと、前を見ると、先行者がいることに気付き、
その川の枝沢へ移動を決断します。
その枝沢は、水量も乏しく、
あまり期待は出来ないな、と思いながら釣り上ると、
なんと、まさかの大物がヒットしたそうです!
尺には届くか届かないか、ギリギリのサイズだったようですが、
たいへん狭小な源流である規模から考えると、
それは、とても貴重な、滅多に出会えない大物であることは間違いありません。
ところで、この大イワナ、また模様が不思議だと思いませんか?
何が、って、
白の斑点一つ一つが、妙に大きいような気がするんですよね。
また、水量の乏しい狭小な環境を生き抜いたイワナであるのに、
その魚体は、細長ではなく、幅広で、
気のせいか、ヌメリも多いように見えるような気がします。
もっとも、イワナは特に、
その育った生息環境に応じて、体型や色、模様を変えるので、
何とも言えませんが、
もし、この大イワナも、ある新しい
「 種 」
だとしたら、これこそ、大きなロマンですよね!
ま、新種云々の話は確率が低すぎるので、
あまり大声では言えることではありませんが、
しかし、
「 もしかしたら 」
なんて、考えられない、こともない、のが
渓流釣りのロマンだとワタシは思うのです。
現在の渓流事情では、イワナやヤマメなどの
正確な血統、種、などは、
ほとんど把握できなくなっているのが現状なのだそうです。
もしかしたら、
みなさんのキャッチした、その渓流魚は、
学術的にも貴重な存在の種かもしれませんぞ!
話がそれてしまいましたが、
そんなことを考えると、
今回のシェークスピアさんの釣られました大イワナには、
サイズ、見た目、ともに、
たいへんロマンのある一本だったと思います。
シェークスピアさん、おめでとうございました!
また次回も、暑さにめけず、頑張ってくださいね!
お疲れ様でした!
2022 6 29
ど~も、ビルダー代表です。
それじゃ、お次は、
福島の影のドン、田村のKさんによる、
銀山湖の流入河川詣のご投稿ですよ。
いやぁ、ここは、おそらく、日本最後のパラダイスですな。
現在の日本の渓流事情から考えると、
40cm、50cm、60cm、と、
通常では考えられないほどのサイズの大イワナが、
こんなに何本も釣れるのですから、
まさに、最後の楽園と言っても過言ではないと思います。
今回の田村のKさんの釣ってきた大イワナも、
40cmを軽く超えたサイズです。
釣れるイワナのサイズが大きいため、
使用するルアーのサイズは、渓流用の5cm、6cmでは足りず、
メインで使うサイズは、7~9cm、と、
やや大きいサイズのルアーがマッチするそうです。
さて、そんなパラダイスな銀山ですが、
この川を、誰が攻めても大イワナが釣れるわけではないようです。
その攻略法や、ポイントの見極めには、
「 つぼ 」
が、あるらしく、
この「 つぼ 」が把握できない人には、
同じ区間を攻めても、大イワナはヒットしないのだそうです。
さて、翌日には、ここへ、田村のKさんと一緒に、
あの鐘を鳴らす釣り人、BELLさんも加わります。
BELLさんも、見事に、40cmに迫る勢いの大イワナ
をキャッチすることに成功したそうです。
久しぶりに、ここ銀山へ来ることが出来たBELLさん。
念願の大イワナをキャッチすることが出来たことに、大満足です。
実は、BELLさんが、この区間を釣り上る際に、
田村のKさんから、
「 あのポイントは、大イワナが必ず居るから、そこを狙うと良い 」
と、アドバイスを受け、
その通りに実践してみたら、本当にヒットしたのだそうですよ。
これらの出来事からも、ここ銀山において、
大イワナの釣れるポイントや攻略法は、
福島の影のドン、田村のKさんしか知ることの出来ない、
「 ドンのつぼ 」
が、歴然と存在するようです。
これは、冗談ではなく、本当の話で、
ここへ通い、押し寄せる、多くの釣り人が、一同に、
「 あそこで大イワナを釣る方法を知っているのは田村のKさんだけだ 」
と、おっしゃっているそうです。
さて、その翌週、
同じく、その銀山へ、田村のKさんが釣りをすれば、
当然のように、
45cmクラスの大イワナを釣ってしまいます。
ヒットルアーは、画像には写りませんでしたが、
Y - SAVE US Y85 が調子が良いようで、
やはり、大きめのダイバーが、ここでは実績が高いようです。
Y85は、現在ではカタログに掲載しておりませんが、
需要があれば製作することもあります。
85クラスになると、想像以上の飛距離も求める時代なので、
Y85は、そこまでの飛距離が出せないため、
カタログには載せていないだけです。
そして、その翌日にヒットした大イワナは、
なんと、Yu - TRAVELER 90Fでキャッチされています。
この大イワナ、背中の模様をよく見てみてくださいよ。
なんだか、迷路のような不思議な虫食い模様になっていますよね。
あの有名な釣り漫画
「 釣りキチ三平 」
にも、
「 唐草模様のイワナ 」
という事について、ネタになったことがあります。
それは、普通よく見かける、白い斑点ではなく、
迷路のような、唐草模様のような、サバの背中のような、
不思議な模様のイワナの事です。
なぜ、このような模様になるのか、詳しい原因は分かりませんが、
もしかしたら、そういう
「 種 」
なのかもしれない、というロマンも隠されているようです。
さて、この大イワナのヒットルアーである
Yu - TRAVELER 90F。
実は、ワタシが、ポリカーボネイト板を高温で熱し、
一つ一つ丁寧に手で曲げた、
超限定のルアーです。
通常のトラベラーシリーズよりも、やや大きなリップになっており、
潜行深度が少々深く潜ります。
この手曲げリップバージョンのトラベラーシリーズは、
東京にある販売店様、
スーパーブッシュさんに在庫がございます。
こちらをクリック
↓
こちら、各サイズ在庫がございますが、
全て、手曲げリップバージョンとなっておりますので、
一発大物狙いの方々は、
この機会に、ぜひ、お買い求めください。
田村のKさんも、
「 この手曲げリップバージョンのトラベラーシリーズは、
やや潜行深度が深いのに、引き抵抗は軽いので、
急流のダウンで使っても、すごく楽です。
銀山のような、水量が多く、大物が釣れるフィールドでは、
とてもオススメです。 」
と、太鼓判を押しておりましたよ。
みなさん、この機会に、どうかご検討くださいね。
ということで、
田村のKさん、BELLさん、大イワナおめでとうございました!
お疲れ様でした!
2022 6 28
ど~も、ビルダー代表です。
すっかり猛暑日が続いてしまっておりますが、
みなさん、頑張っていらっしゃいますか?
さぁ!
こんな猛暑続きにもメゲず、
今週も、景気のいい釣果報告が届いています。
福島県在住、伝説の先輩様と、
福島の重鎮、大物の神さんとのコラボ釣行のご投稿です。
↑ 大物の神さんのキャスティングには、
いつ見てもカッコイイ! と、感心してしまう伝説の先輩様は、
夢中でシャッターを切るのだそうです。
この日は、伝説の先輩様も、
大物の神さんの永遠のスタイルであるペンリールに合わせて、
久しぶりに、ロッドもリールもミッチェルでキメたようです。
上 伝説の先輩様のミッチェル
下 大物の神さんのペンリール
伝説の先輩様は、
「 ミッチェルといえば、スピナーだ! 」
と、懐かしのスピナーを引きまくったそうですが、
やはり、クリアーウッドのルアーに戻してしまったそうです。
そうですね、さすがに糸ヨレ対策の無いリールにスピナーは、
久しぶりに使うと、ちょっと使いづらかったかもしれませんね。
しかし、途中からクリアーウッドに戻したおかげで、
グッドサイズのヤマメがヒットしたそうです。
これはずいぶんいい色のヤマメですね!
赤い側線が鮮やかなヤマメは、なんか嬉しいですよね!
さて、伝説の先輩様の後ろから追う形で釣り上る大物の神さんに、
なんと、大物がヒットしたそうです。
なるほど、これは立派な尺イワナだ!!!
う~む、大物の神さん、さすが渓流の重鎮ですね!
渓流育ち特有の、細長い魚体が、なんとも神秘的です。
アブラヒレも大きく突出しており、
ワタシたちトラウト愛好家が追い求める象徴が、
よく表れていて、
これを見るたびに、渓流釣りをやってきて良かった!
と、実感します。
地方や河川、漁協にもよりますが、
最近では、このような細長い体型の尺イワナは、
見かける機会が少なくなってきたような気がします。
滅多に出会えない尺イワナを釣ってしまうのですから、
さすが、重鎮、大物の神さんですね!
おめでとうございました!
伝説の先輩様、大物の神さん、
この度はご投稿ありがとうございました!
お疲れ様でした!
2022 6 24
ど~も、ビルダー代表です。
昨日の続きです
ヘラ竿やフライ用のバンブーロッドをルアーロッドに改造した、
ヨシ竿を彷彿とさせる、拘り抜いた道具を愛用する、
福島の幹事長、○泉さん。
流行りのヘビーシンキングミノーなど扱えないほどの柔らかさを保ち、
そこへ、昔の釣り糸を彷彿とさせる、
クリアー色のナイロンラインで挑むため、
ルアーの操作性には、たいへんに高度な技術を必要とします。
ところが、それらの道具は、
まさに、非能率的であり、
その非能率的であることを承知の上で繰り広げる事こそが、
ゲームフィッシングの最大の魅力だ、
と、言わんばかりに、
○泉さんは、どんどん上流へ川を釣り上ります。
しかし、どこまで釣り上っても、魚からの反応はありません。
放流と管理がされていない川を選択した事もあるのでしょう。
そして、連休中で、もうすでに誰かに釣り切られた可能性もあるのでしょう。
それにしても、全くと言っていいほど、
魚からの反応はありません。
やっぱり非能率的なゲームフィッシングって、
ダメなんですかねぇ?
やっぱり、流行りのタックルに、
チョー釣れるルアーじゃなきゃ、ダメなんですかねぇ?
それに、やっぱり放流の盛んな川へ行かないとダメなんですかねぇ?
見た目と雰囲気で選ぶ美しい川と森では釣れないんですかねぇ?
ねぇ、○泉さん、
そろそろ、帰る時刻も迫ってきているので、
脱出口も考えながら、
あと1時間弱、ってことにしましょうよ。
○泉さんも、
「 そうですね、残念ながら、今日は炊飯器を買って帰るようですね。 」
なんて言ってますので、
まぁ、ここは潔く諦めるしかありません。
いや、でも、○泉さんのおっしゃる、
「 釣果至上主義ではない 」
というスタイルを貫き通すには、これも良し、とする姿勢が大事です。
魚が釣れなくても、
自分が楽しい!と思える愛用の道具で遊び倒せば、
それだけで満足、ってなもんです。
いやぁ、本当に、今日は勉強になりましたよ!
さぁ、この少し先に脱出口がありますから、
もうそろそろ終了ですね。
今日は、本当にお疲れ様でした。
なんて、ワタシが考えていると・・・
「 来ました! 」
え?
なんと、ギリギリの土壇場で、
貴重なヤマメがヒットしたではありませんか!
↑ 動画より抜粋
いやぁ、さすが福島の幹事長、○泉さん!!!
終了間際で、ギリギリでヤマメをヒットさせるなんて、
出来過ぎじゃありませんか!
サイズは、やや小型でしたが、
貴重な、貴重な、野生育ちの、
そして、拘り抜いた道具でのヒットです!
その喜びは、本当に大きいものでした。
↑ 福島の幹事長、○泉さんのカメラで撮影
↑ 福島の幹事長、○泉さんのカメラで撮影
いやはや、これでノーヒットは回避されましたね。
めでたし、めでたし!
ここで、○泉さんと握手を交わしたり、
撮影に夢中になったりして、
大人2人がキャッキャッとはしゃいで、
じゃぁ、そこの脱出口まで、軽く釣り上りましょう。
なんて、気楽に竿を振っていると・・・
「 また来ました! 」
なんですと!
↑ 動画より抜粋
なんと、今度は、グッドサイズのイワナが
ヒットしたではありませんか!
尺には届かないものの、
ここの川の規模から考えると、何年も長生きしてきた、
正真正銘の野生育ちのイワナです!
信じられない!!!
まさか、土壇場の土壇場、
ギリギリのギリギリ、
ほんの終了数分前の奇跡です!!!
美しい!!!
こんなに美しく、感動した渓流魚と出会えたのは、
本当に、しばらくなかったことですよ!!!
↑ 福島の幹事長、○泉さんのカメラで撮影
↑ 福島の幹事長、○泉さんのカメラで撮影
こんな奇跡って、あるのでしょうか?
本当に、終了数分前だったんですよ!
これが福島の幹事長、○泉さんの実力だ!
こんな、漫画みたいな奇跡って、
本当にあるんですね。
「 釣果至上主義ではない 」
という姿勢をモットーに、
拘り抜いた非能率的な道具を愛用し、
独自のスタイルを貫き通す釣りは、
たしかに、ノーヒットと隣り合わせとも言えます。
てっきり、今日は、そのパターンだと思っていましたが、
まさか、終了間際で、ヤマメのヒット、
そして、続いてグッドサイズのイワナまでヒットさせてしまうとは、
予想もしていませんでした。
ねぇ、○泉さん、
今日は、てっきり、炊飯器を買って帰るつもりだったでしょ?
しかし、○泉さんは、
「 でも、僕は、けっこう、このパターンが多いのです。
その日、ずーっと釣れなくて、
今日はダメかなぁ、なんて思う日にも、
終了間際に大物が釣れることが、何度もあるのです。 」
と、おっしゃいます。
それについても、驚きです。
普通、その日が釣れない場合は、
その不調な流れを変えることはできず、
結局、ノーヒットで終わる場合がほとんどだと思います。
しかし、○泉さんは、
最後の最後でドラマチックな展開になる場合が多い、
というのです。
まさに今日が、そんなパターンでした。
鉄の意志を持って拘りを貫き通す姿勢を保ち、
なおかつ、美しい川と森を愛し、
釣果は、二の次、
と言いながら、その実、
しっかりとナイスな魚をヒットさせる。
う~む、さすが福島の幹事長だ!
恐れ入りました!
でも・・・
この日の帰り際、ワタシとの会話で、○泉さんは、
「 魚さえ釣れてくれれば、なんとでも言えますからね。
釣果至上主義ではない、なんて、
カッコイイこと言ってましたけど、
やっぱり、魚が釣れると、嬉しいですよね。 」
そうなんですよね( 笑 )
結局は、釣りとは、
どんな趣向であっても、どんなスタイルであっても、
ヨシ竿であっても、
非能率的であっても、
一本針であっても、
結局は、魚が釣れることが喜び、なんですよね。
そのへんのバランスについても、
改めて考えさせられた一日になりました。
○泉さん、いろいろとご指導ありがとうございました!
お疲れ様でした!
2022 6 23
ど~も、ビルダー代表です。
昨日の続きです
釣果至上主義ではない、をモットーとし、
釣果以外の要素にも強い魅力を持ち、
釣果は、あくまで、それらに付随するだけの事、
と、おっしゃる
福島の幹事長、○泉さん!
昨日も紹介しましたように、拘りの手作り、改造ロッドを愛用し、
独自の釣り味を存分に楽しむ、
そのスタイルは、
このワタシ自身も、強く共感し、脱帽し、
また、羨ましいとさえ感じてしまいました。
実は、ワタシも昔、
「 ヨシ竿 」
を再現しようと、磯竿の穂先のソリッドカーボンを使った、
極細のルアーロッドを作り、
これにハマっていた時期があったのです。
ですから、○泉さんの愛用する、
ヘラ竿やバンブーフライロッドを改造したルアーロッドは、
その魅力は、ワタシには、充分過ぎるほど理解できるのです。
そして、もう一つ、○泉さんが求める要素とは、
環境、舞台、
つまり、その釣り場の美しさ、と言えるでしょう。
今まで、○泉さんの釣果報告にもご投稿があったように、
野鳥や草花への知識も豊富で、
それらを写真に撮ることも趣味としています。
そんな○泉さんが、この日、選んだ川は、
当然、魚影の濃い、放流量の多い川ではなく、
ほとんど人の手がつけられていない、
もし、魚がいるとすれば、それは
紛うかたなき、野生育ちの個体であるのです。
逆に言えば、そのような川は、
はっきり言って、魚の数は極端に少ないことが現実です。
もしかしたら、まるっきり魚が釣れないかもしれません。
しかし、福島の幹事長、○泉さんは、
魚影の濃さよりも、
あくまで、川の美しさ、水と森の美しさを求めます。
そうです、○泉さんは、
けっこうアドベンチャーも求めるのです。
以前に、○泉さんは、
アドベンチャーを求め過ぎて、滝壺へ落水した事があります。
また、そんな川へ行く機会が多いため、
当然、何も釣れずに帰って来る日もあります。
また以前、ある時、○泉さんは、
何も釣らずに帰って来た時、
なんとなく、気分がモヤモヤして、満足出来なかったので、
「 炊飯器 」
を買って帰った事があるそうです。
( なんで? )
ま、何も釣れなかった時のモヤモヤは、誰しもある事ですが、
釣果を第一とは求めない○泉さんであっても、
やはり、そういう気分に陥ることはあるのだそうです。
そして、この取材釣行の日、
ワタシの体力に合わせて場所を選択してくれた、とはいえ、
やはり、
川の美しさと反比例して、魚の反応は、まったくありません!
まぁ、ワタシは、そうだろうな、
と、予想はしていましたけどね。
いくら何でも、放流が行われていない、管理されていない川は、
現在の渓流事情では、
魚がいること自体、難しいのですから。
それでも、○泉さんは、平気な顔で
「 うん、釣れませんねぇ。 」
と、おっしゃっています。
ふむ、その余裕こそが、○泉さんのモットーである、
釣果至上主義ではない、
ということの表れなのだろうか?
しかし、朝からお昼まで川を上り続けていても、
本気で魚が釣れる気配がないので、
昼食をとった後、
一旦、大きくポイントを移動してみました。
う~ん・・・
ここも、管理がされていない、魚の数が少ない場所なので、
やっぱり、釣れないんじゃないかなぁ?
○泉さんは、というと、
涼しい顔でライントラブルを直し、
また釣り上がろうとした時、
ポツリと
「 こりゃぁ、今日は、炊飯器を買って帰ろうかなぁ? 」
え?
まぁ、そんな日もありますよね。
福島の幹事長、○泉さんの釣りのスタイルを貫き通すためには、
釣果は、二の次。
たとえ、釣れなくても、
愛用のタックルで存分に遊び、
美しい川と森を堪能できれば、
今日一日は、非常に有意義だった、てなもんです。
さ、仕方ありませんね。
終了時間まで、あと1時間もありません。
そろそろ、脱出口を探しましょうかね。
明日へ続きます
2022 6 22
ど~も、ビルダー代表です。
昨日の続きです
昨日も申し上げましたように、このワタシという人間は、
釣りに対して、偏屈な趣向を持っているのですが、
5月の連休中、第3日目の渓流遊びにご登場いただいた、
福島の幹事長、○泉さん
も、実は、かなりの拘りと、鉄のように曲がらない独自の趣向を
お持ちの方なのでアリマス。
それらの意志を貫き通すことの表れのように、
○泉さんご本人様は、自らの釣りに、
「 釣果至上主義ではない 」
と、おっしゃいます。
それは、どういう事か、というと、
昨日、一通り説明しましたように、
釣果以外での要素も求めるため、
釣果は、あくまで、それに付随するだけの事、ということです。
釣果以外に求めるもの、とは、
以下の、
○泉さんが長年愛用する道具に、よく表れています。
そうです、もはやベイトリール全盛の時代に突入した、というのに、
今現在でも、C3を愛用し、その意志は、まったく揺るぎません。
このC3が装着されているグリップも、
もちろん、○泉さんのオリジナルグリップです。
そして、そのブランクは、今まで何度かご紹介した事がありますが、
なんと、
本物のヘラブナ釣り用のノベ竿を改造して
ルアーロッドに仕上げたものなのです。
ガイドは、想像以上に美しく取り付けられており、
フェルールにも違和感はなく、
一見するとヘラ竿だとは思えないほどです。
このヘラ竿は、硬調のブランクを使用したため、
比較的ミノーイングにも適していて、
○泉さんの渓流ルアーフィッシングを支えている主力のロッドと言えます。
次に、ビックリするのは、これです!
こちらも、年代モノのコルクグリップにリングシート、
そしてC3の組み合わせです。
リングシートは、今では完全に見かけることがなくなりましたが、
ワタシたちがルアーを覚えた頃は、
これが最高級の一品だったんですよ。
そして、なんと、このブランクは、
驚くことに、
フライ用のバンブーロッドを、ルアー用に改造したものなのです。
こちらも以前に何度か紹介した事がありますが、
○泉さんのセンスが存分に活かされた作りで、
ビックリ仰天!
なんと、ステンレスワイヤーガイドを、
そのままご自身でラッピングし直しているのです!
これはもう、ここまで強い趣向が表れたロッドは、
きっと、この1本だけでしょう。
どうして、ここまでのことが出来るのですか?
と、聞いてみると、
「 だって、楽しいじゃないですか! 」
と、○泉さんの笑顔と同時に答えが返ってきます。
楽しい!
そこが一番重要な部分で、このような拘りの道具を使うことに、
喜びと楽しさを得るのです。
さらに、このワタシが、
○泉さんに対して、
本気で脱帽した出来事があります。
それは、以下の事です。
○泉さんの愛用するC3には、
なぜか、透明のナイロンラインが巻かれていました。
そして、もう一方のC3には、
クリアーブルーのナイロンラインが巻かれていました。
現在では、ルアーの操作性を重視するため、
視認性の高い蛍光色のラインが主流だと思うのですが?
なぜ、こんな見えづらい色のラインを使うのですか?
と、聞いてみると、
驚きの答えが返ってきました。
「 僕は、昔の感動を忘れたくないので、
当時、よく使っていた
銀鱗やクインター
を彷彿とさせるラインを使っていたいのです。」
なんということだ!
そこまで深く考えていらっしゃるとは!!!
この○泉さんの深い考えと姿勢、その鉄の意志に、
ワタシは、本気で脱帽する思いでした。
ここまでの細かい部分への拘り、
みなさんは、貫き通せる自信がありますか?
さらに、当然、ランディングネットへも拘りがあります。
これは、有名なビルダーさんによる作だそうですが、
ここへ、しっかりと○泉さんの名前も彫られていたのです。
おっと、もちろん、
ルアーへも、○泉さんのセンスがギッシリです。
○泉さん自作の、ハンダゴテで直接バルサへ焼きを入れたパーマークは、
非常にユニークで、見ているだけで楽しくなりますよね。
やっぱり、原点は
楽しい!
と、感じることをやってみて、それを用いて釣りをする、
ということなのです。
さぁ!
これら、○泉さん自作のロッドと、
C3にクリアー系ナイロンラインの組み合わせは、
その使用感は、というと・・・
そりゃもう、ダルンダルンにたわみ、
正真正銘、竹がしなるように、
柔らかく、
流行りのヘビーシンキングなどキャストできるものではありません。
それに、ラインの軌跡も見えません。
でも、そこがいいんです!
これが、最高に楽しいんです!!!
そりゃ、たしかに、
これらの道具を使いこなすには、かなりの慣れが必要です。
きっと、初めて、この道具を手にした人は、
狙ったポイントへもキャストできるはずがありません。
しかし、
これらの道具を自由自在に使いこなし、
存分に楽しむ。
それが、福島の幹事長、○泉さんなのです!
明日へ続きます
2022 6 21
ど~も、ビルダー代表です。
それでは、みなさんが、かねてからご興味をお持ちになり
早くその話を聞いてみたい、
と、お待ちかねの、
福島の幹事長、○泉さん
を、ようやくご登場させる日がやって来ました。
今回のネタは、このワタシ自身も、
特に考えさせられ、そして、強く共感し、
何より、ワタシ本来の原点を思い出させてくれた、
非常に有意義な取材釣行となりました。
今回の、○泉さんの釣行の内容も、とても良く撮影が出来たので、
オフシーズンに、また動画にまとめてご紹介しようと思います。
さて、ここで、ちょっと話を変えまして、
みなさんは、
「 ヨシ竿 」
を、ご存知でしょうか?
ヨシとは、葦( あし )のことで、
河原や、水辺などに、たくさん育成している植物のことです。
ヨシ竿とは、実在する竿なのかどうか、は分かりませんが、
ワタシたちが崇拝する漫画
「 釣りキチ三平 」
に登場するエピソードの中に、この事が描かれているのです。
つまり、簡単に言うと、
とても折れやすい葦で作った釣り竿のことで、
折れるか、折れないか、
そのスリルを存分に楽しめる仕組みになっている、ということです。
もし、こんな葦で作ったルアーロッドがあったら、
ワタシは、喜んで使っていますね( 笑 )
そうです、ワタシは、本来、そういう趣向のある人間です。
も一回、話を変えまして、
その漫画「 釣りキチ三平 」の劇中で、
主人公の三平君が、
一平じいちゃんと一緒に、ブラックバスを釣りに行く話があります。
その時、ヘラブナ釣り師とトラブルになっていたルアーマンが、
こんな事を言っていました。
「 ルアーとは、生エサとは違うので、釣りには非能率的である。
しかし、その非能率を承知で釣りに挑むことこそ、
ゲームフィッシングの醍醐味なのである。」
ワタシたちが少年の頃は、
ルアーフィッシングとは、たしかに、そのような存在でした。
「 そんなオモチャで魚が釣れんのかよ 」
と、周囲の大人たちはバカにしたものです。
しかし、そんな、奇抜で、面白くて、偏屈なオモチャで、
なんとかして魚を釣ってみたくて、
飽きもせず、頑張ってルアーを投げ続けたものです。
今現在、ルアーは、革新的な飛躍を遂げ、
「 エサより釣れるから 」
という理由でルアーを選択する場合も多いようです。
しかし、ワタシは、
いつまでも、非能率的なゲームを楽しみたい、
と思っている人間です。
も一回、話を変えまして、
みなさんは、アジ、サバ、イワシなどを釣る
「 サビキ釣り 」
をご存知でしょうか?
コマセを入れるカゴと、疑似針がたくさん付けられた仕掛けで、
一度に大量に魚が釣れることが魅力ですが、
まれに、そのサビキ釣りの方々の中に、
一人だけ、
一本針のウキ釣りで頑張っている御仁を見かける事があります。
ワタシの地元では、
川のオランダ釣りに混じって、一人だけ一本針で粘る御仁や、
海のサビキ釣りに混じって、一人だけ一本針で孤独に楽しむ御仁を、
まれに、見かける事があります。
もちろん、このワタシが、アジやサバを釣るとしたら、
きっと、
ヨシ竿に、一本針で、非能率的に楽しむことでしょう。
さぁ、ワタシが、何を言いたいのか、
お分かりになりましたか?
そして、これらの趣向をご理解いただいた上で、
いよいよ、福島の幹事長、○泉さんに登場して頂きます。
もう、だいたい想像が出来たかもしれませんが、
このワタシ自身も、
こんなに感動したのは、○○年以来でしたぞ!
明日へ続きます
2022 6 17
ど~も、ビルダー代表です。
それでは、いよいよ、お待ちかね、
ワタシの連休中の渓流遊び、第3日目、
福島の幹事長、○泉さん
との取材釣行の様子をお伝えする日がやって来ました!
福島の幹事長、○泉さんは、
ワタシの地元の町にお住まいで、しかも、ワタシとの付き合いも長く、
○泉さんの日頃の姿勢でもある
「 地産地消 」
をモットーにしてくださっているので、
当クリアーウッドが全国デビューして以来、
熱烈に当工房を支援してきてくださった方でもあるのです。
何年か前には、
ワタシと相方を、高級レストランに招待してくださった事もあり、
まさに、地域密着型のお方であるのです。
そんな、とっても優しい○泉さん。
実は、○泉さんの釣りの姿勢には、
ワタシにとって、
たいへんな影響を与え、考えさせられ、共感できる、
哲学が存在するのです。
来週は、そのへんの釣りの哲学を、
みっちりとお伝えしてゆく予定です。
ちょいと難解で、面倒くさい文章が羅列されてしまうかもしれませんが、
これをよく読んで、
ワタシや、○泉さんと一緒に、
みなさんも、一つ、考えてみてはいかがでしょうか?
来週の
福島の幹事長、○泉さんとの取材釣行の様子を
ぜひ、お楽しみに!
2022 6 16
ど~も、ビルダー代表です。
昨日の続きです
福島の影のドン、田村のKさんの、毎年恒例の楽しみでもある
銀山湖の流入河川詣では、
50cmに迫るサイズの大イワナを筆頭に、
45cmクラスも数本、
そして、ご親友の白○さんも尺イワナを釣られ、
大満足の結果となります。
そして、その翌週。
梅雨入りの気配が濃くなってきた、こちら東北地方でも雨が多く、
銀山の川は、水の勢いがますます強くなり、
その攻略に、さらに難易度を高めます。
先週、田村のKさんは、大イワナを何本もキャッチしましたが、
他の釣り人は、あまり釣果には恵まれなかったようで、
その影響からか、
この日は、釣り人の数が少なかったようです。
しかし、水の勢いが増してゆく中で、
ここの攻略の「 つぼ 」を知り尽くした田村のKさんは、
やはり、今週も、
惚れ惚れするほどの立派な大イワナを釣ってしまうのでした!
まるで団扇( うちわ )のような大きな尾ビレが印象的な、
とてもマッチョな大イワナですが、
その特徴は、よく見ると、顔にも表れているのです。
なんと、また鼻先が三ツ口になった大イワナです!
上顎が凹状に陥没し、
下顎の先端は、凸状に、鉤状に隆起しています。
この形状、たしか、何か名前?
名称がありましたよね?
なんて言ったかなぁ?
まぁいいや、
とにかく、このように鼻先、口先が変形するのは、サケマス科の特徴であり、
そのようになった顔つきのトラウトを釣ることは、
我々トラウトマンの目標の一つでもありますよね。
う~む、羨ましすぎますよ!
田村のKさん!
そして、この三ツ口の大イワナをキャッチした後、
同サイズの、やや細身の大イワナをヒットさせます!
やや細身、とはいえ、
普段の渓流釣りで、このサイズのイワナが釣れれば、
狂喜狂乱!
一生モノのトロフィーになるサイズですけれどね。
これら、銀山湖の流入河川での大イワナ攻略には、
川幅が狭いので、飛距離や重量は必要とせず、
その代わりに、安定した潜行能力を持ったダイバーが絶対条件のようで、
それ故に、
バルサ製のフローティングダイバーである
クリアーウッドのルアーが大きなアドバンテージになるそうです。
今は、飛距離最大最優先の時代なので、
こういったダイバーは、あまり作らなくなりましたが、
田村のKさんの、銀山での大イワナの釣果を支えているのは、
ほとんど、これらのモデルなのだそうです。
しかし、これらのルアーを使ったとて、
誰でも同じような釣果に恵まれるのか、というと、
そうではないようです。
やはり、一番重要な事は、福島の影のドン、田村のKさんが、
この川の攻略における
「 つぼ 」
を、知り尽くしている、という事のようです。
同じく、ここ銀山へ通う、とある釣り人は、
「 ここで大イワナを釣る方法は、
田村のKさんのやり方じゃないと釣れない 」
と、言うのだそうです。
その「 つぼ 」を、しっかりと押さえる事が出来た
福島の影のドン、田村のKさんは、
やはり、福島が生んだ大親分、と言っても過言ではないでしょう。
田村のKさん、今年も銀山の大イワナ、おめでとうございました!
そして、白○さんも、いろいろとご協力ありがとうございました!
お疲れ様でした!
2022 6 15
ど~も、ビルダー代表です。
昨日の続きです
毎年恒例の銀山湖の流入河川詣を楽しみにしている
福島の影のドン、田村のKさんは、
今年も、45cmクラスの大イワナを何本かキャッチすることが出来て、
出だしは好調のようです。
そして、途中で合流したご親友、白○さんも、
尺イワナをキャッチして、これに満足して、
白○さんは、山菜採りに没頭します。
そこで、白○さんが、ふと、河原に目を向けると、
なんと、田村のKさんの竿が、大きく曲がっているではありませんか!
しかも、強い魚の引きに合わせて、
田村のKさんは、どんどん川を下り始め、
魚は、なおも下流へ走るようです!
そして、ようやく、魚の引きが弱まったところで、
一気に川岸へ寄せに行きます!
さすがの大イワナも、
福島の影のドン、田村のKさんの竿さばきには観念したようで、
おとなしくランディングネットに収まってくれました。
これはすごい大物だ!!!
大根より大きい物体がネットに入ったようです!
こんなにズッシリとした重量級の大物を、
ご覧のような山岳渓流で釣れるなんて、
夢のようなフィールドじゃありませんか!
これは50cm を超えたな! と思ったら、
やや下回ったようで、
この大イワナが、どれだけ元気が良く、
グッドコンディションだったことが伺えます。
それに、これらの連続写真、
本当に、よく撮ってくださいました。
白○さん、ありがとうございました!
そして、福島の影のドン、田村のKさんの、すごいところは、
この日、多くの釣り人が押し寄せ、
エサ釣り師、ルアーマン、それぞれ、何人もの釣り人に攻められた、
というのに、
これらの大イワナをキャッチできたのは、
確認できる範囲では、
田村のKさんだけ、だったそうなのです。
この大イワナがたくさん潜む、ここ銀山湖の流入河川では、
どうやら、
田村のKさんだけが知っている、いわゆる
「 つぼ 」
が、あるらしく、
そのつぼが把握できなければ、大イワナに出会える確率は低い、
という事らしいのです。
さらに、大イワナの乱舞は、まだまだ続きます!
明日へ続きます
2022 6 14
ど~も、ビルダー代表です。
先週の続きです
5月の連休の取材釣行2日目、
福島の影のドン、田村のKさんとの釣行では、
前日まで絶好調だった川が一転し、
ほとんどの魚がルアーに反応してくれない、
という事態に陥ってしまいました。
しかし!!!
その取材釣行の後は、またコンスタントに魚が釣れてくれていたようで、
まさに、ワタシの日頃の行いが良くなかったのか、
と、猛省したのでアリマシタ。
そして、明けて6月。
田村のKさんにとって、毎年恒例の
「 銀山湖の流入河川詣 」
の解禁がやって来ます。
毎年、この時季には、想像を絶するほどの大イワナを何本も釣って来るので、
田村のKさんにとっても、たいへん楽しみなシーズンの到来です。
そこで、早速、
銀山一発目の大イワナを、見事にキャッチさせました!
なんと、今年も一発目から40cmオーバーですぞ!!!
45cmくらいかな?
と言う田村のKさんは、このサイズには、
正確なサイズ計測はしなかったご様子です。
それどころか、この日、他にも何本か大イワナをキャッチしたらしいのですが、
足場が高かったこともあり、
写真には撮らなかったのだそうです。
う~む、恐るべき銀山!
そして、翌日は、田村のKさんのご親友、
白○さんも合流します。
↑ 白○さん撮影
6月だというのに、桜が咲いていたそうです。
残雪も多く、かなり標高が高いことが伺えますね。
白○さんは、どちらかというと、ここ銀山へは、
山菜採りにも夢中になってしまうので、
釣りの方は、気が向いた程度に竿を出すのだそうですが、
それでも、見事に尺イワナをヒットさせています。
↑ 尺イワナのランディングの瞬間の動画
田村のKさん 撮影
白○さんは、これで満足してしまったのか、
山菜のウドを、何十キロも採って、夢中になっている時に、
ふと、河原へ目を向けると・・・
なんと、田村のKさんの竿が、
大きく曲がっていることに気づき、急いで現場へ急行します。
すると、田村のKさんのヒットさせていたイワナは、
予想通り、巨大なものだったのです!
福島の影のドン、田村のKさんの、
大イワナの乱舞は、まだまだ続きますぞ!!!
明日へ続きます
2022 6 10
ど~も、ビルダー代表です。
昨日の続きです
ワタシの5月の連休の渓流遊び、2日目、
福島の影のドン、田村のKさんとの釣行では、
その前日まで、たいへん景気よく魚が釣れていた、というので、
今日が、とっても楽しみです!
田村のKさん、といえば、
当クリアーウッド製品のご愛用年数もかなり長く、
それどころか、
「 渓流ルアーフィッシングは、クリアーウッドから覚えた 」
と、いうことから、
これまで、ほぼ、クリアーウッドのルアーを中心として
渓流釣りをしてきた、と言っても過言ではないのです。
ご覧のように、田村のKさんのルアーケースの一部を見ただけでも、
新旧ふくめて、ほぼ、クリアーウッドのルアーで埋め尽くされています。
このため、クリアーウッドのルアーの使い方にかけては、
田村のKさんが一番よく知っているのであって、
「 その使い方を、もっとよく見てみたい 」
というお声も多いことから、
今回の取材釣行の様子も、また動画にして、
オフシーズンにでも公開しようと画策しています。
今回の動画も、きっと、みなさんの釣りの参考になると思いますので、
その公開を楽しみに待っていてください。
さて、話を戻しまして、
この日、連休中の、しかも人気のある川、という事もあって、
混雑だけが心配だったのですが、
意外と、誰もいないようで、我々だけの独占状態のようです。
この川は、規模は小さいようでも、距離は、意外と長く、
包容力の高い川なので、
ここ数日間、調子よく釣れていた、という田村のKさんの話から、
いやがうえにも期待は高まります。
さぁ! それでは、実釣開始です!
前日まで、何日間も真夏日が続いて、
今日も暑くなる、
かと思いきや、
この日は、5月とは思えないほどの、
ドえらい寒さです!!!
さすがの福島の影のドン、田村のKさんも、
あまりの寒さに、
いったん車に戻って、上着を取りに行ったほどです。
はい、そうです、みなさんの予想どおりです。
まったくの反応なし!
なんで?
やっぱり、突然寒くなったから、なんですかねぇ?
前日の夕方から夜にかけても、
冷たい雨が降ったらしいので、
それでいきなり水温が低くなってしまったのかもしれません。
それにしたって、ここまで反応が無いとは、
ワタシの日頃の行いが悪いんですかね?
でも、この日、ここまで釣れなかった理由の一つに、
田村のKさんに、とある試作品を使ってみるように、と、
お願いしてみたことも関係していると思います。
魚の反応が薄い原因が、水温低下だとすれば、
それ対応のルアーにチェンジすることも出来たはずですが、
そこがワタシとの取材釣行の辛いところなのです。
しかし、ここで、待望の一匹目がヒットします!
さすが、福島の影のドン、田村のKさん!!!
ここ数日間の、小型が中心という情報に比べれば、
少々サイズが良くなったヤマメだと思います。
このヤマメがヒットしたポイントは、
下の画像のような、一本瀬の瀬頭付近だったのです。
こういう瀬は、ハイシーズンの活性の高い個体が入っていることが多いので、
探せば、そんな個体に巡り会えるのかな?
と、期待して、次々と川を釣り上り、魚を探しますが・・・
しかし、どこまで釣り上っても、魚からの反応は無く、
それどころか、
日が昇るにつれて、魚は瀬尻に出てきて、
不用意に川を歩くと、瀬尻から魚が逃げていってしまいます。
魚が瀬尻に出ていることは分かったので、
それを狙うためにアプローチを試みますが、
それらの魚は、ルアーへ、まったく反応しません。
ところが、水深のある淵には、
魚がまとまった数でストックされているようで、
偏光グラス越しに水中を覗くと、
そのボトムに、フラフラと泳ぐ姿が確認できます。
なんとか、そのボトム付近へルアーを沈めたりもしましたが、
当然、ルアーへは反応せず、
ただ、ルアーからゆっくりと逃げてゆくだけです。
そして、とうとう、
終了の時間を迎えてしまいました。
う~む・・・
まぁ、なんにも釣れなかったわけではなく、
かろうじて一匹釣れただけでも、良し、としましょうか。
でも、田村のKさんが釣りをしている間、
ず~っとカメラを回していたので、
普段の田村のKさんのクリアーウッドのルアーの使い方が
よく分かるように動画で撮れています。
今回は、たまたま一匹しか出ませんでしたが、
福島の影のドン、田村のKさんのクリアーウッドのルアーの使い方は、
記録的な大物が釣れる使い方なのだと思いますよ。
それが証拠に、この日の数週間後・・・
出たぜ! 記録的な大物が!
明日へ続きます
2022 6 9
ど~も、ビルダー代表です。
さて、お次は、ワタシの先月の連休ネタ、
ってことで、
福島の影のドン、田村のKさんが登場します。
そうです、福島が生んだ大親分、といえば、この人の事ですが、
その実、田村のKさんは、
とっても優しくて、人柄も温厚で、気さくな性格のため、
多くの釣り人から慕われているのです。
また、還暦をとうに過ぎているのに、
精力的で力強い行動力に、
「 年をとったら、田村のKさんのようになりたい 」
と、おっしゃる釣り人も多いほどです。
それに、これまで、数え切れないほどの記録的な大物を釣ってきていることは、
みなさんも、よくご存知の事でしょう。
田村のKさん、いわく、
「 魚の居場所は、匂いで分かる 」
と、いう事からも、
一種の超能力的な才能が隠されている可能性がある方です。
そんな、福島の影のドン、田村のKさんと、
5月の連休中に、県内の渓流で遊んで来たのですが、
田村のKさんがおっしゃるには、
このところ、
各渓流や本流では、調子よく釣れている、というのです。
これらのイワナやヤマメは、
その数日前まで、調子よく釣れていた魚なのだそうです。
サイズは、やや小型が中心らしいのですが、
多い日には、一日で20匹以上!
少ない日でも、5~7匹くらいは釣ってくる、とのこと。
なんとまぁ、そんなに釣れてるとは、
今シーズンは絶好調じゃないですか!
しかし、小型が中心、ってことは、
あんまりグッドサイズは出ない感じ、なんですかね?
いやいや、
それが、そうでもないようで、
なんと、
尺には届かないものの、
口が割れた、
三つ口のイワナも釣っている、とのことなのです!
スマホを新しく買い直して、写真の撮り方に位置情報が入ったまま、
になってしまったそうですが、
たしかに、よ~く見ると、
上顎の先端が凹状に陥没し、
下顎の先端が鉤状になっている事が確認できます。
三つ口のイワナといえば、
大鳥池のタキタロウ、が有名だそうですが、
ま、ワタシが知る限りでは、
ワタシの地元付近では、滅多に見る機会のない個体です。
そんな、希少なイワナも釣れるし、
数はたくさん釣れるし、
こりゃ、ワタシがカメラを持って行って、
田村のKさんを取材すれば、
きっと、大爆釣間違いなし!!!
初の、入れ食い爆釣モードが撮影できるのかなぁ?
ウヒウヒ( 笑 )
さぁ!
福島の影のドン、田村のKさんとの渓流釣行取材が
とっても楽しみになってきたぞ!
明日へ続きます
2022 6 8
ど~も、ビルダー代表です。
お次は、なんと、北海道から、
湖ネタでご投稿いただきましたよ!
北海道在住の、ジェームス・ポンドさんから、
然別湖での釣行で、ご報告をいただきました。
ああ!!!
いいですねぇ、さすが北海道の湖は、幻想的で美しいですね。
これぞ、霧の摩周湖!
いえ、摩周湖じゃなくて、然別湖です( 笑 )
それはさておき、
ジェームス・ポンドさんは、この然別湖において、
北海道の固有種
「 ミヤベイワナ 」
を、狙いに行かれたそうですが、その当日は、目まぐるしく変わる天候と風で、
シビアな条件となり、ヒットパターンがつかめず、
苦戦を強いられたようですが、
ミヤベイワナ釣りの基本となるスプーンでは、
ポツポツと釣ることができたそうです。
ここ然別湖では、大型ニジマスも生息するため、
Y - SAVE US Y - 75
に交換して、キャストを繰り返したところ、
良型のミヤベイワナがヒットしたのだそうです!
おお!!!
これがウワサのミヤベイワナですか!!
こちら本州では、図鑑でしか見ることができないので、
こうしてお客様の釣ったミヤベイワナを見てみると、
非常に新鮮で衝撃的です。
近年の、湖のトラウトでも成魚放流が多くなってきている中で、
あまり見ることのできない本物の天然の固有種のイワナは、
各ヒレは美しく、しなやかで、強靭で、
この湖の水の色に染まったような背中の深みは、
まるで、エメラルドの宝石のようです。
その湖の水の色も、深く、深く、不思議な透明度を誇り、
さながら、水底へ吸い込まれそうな、
宇宙へ引きずり込まれそうな、
謎の緑色をしているのも印象的です。
ここでは、残念ながら、ニジマスは姿を見せなかったようですが、
ミヤベイワナをたくさん釣ることができて、
たいへん満足のいく釣行となったようです。
そういえば、ワタシも過去に、何度か
雑誌で、然別湖のミヤベイワナ釣りのネタを読んだことがあります。
それら紙面では、たしかに、
ほとんどの場合、スプーンで狙うのだ、と紹介されていました。
そんな中、あえて、クリアーウッドの
Y - SAVE US を使ってくださるのは
たいへんありがたいことだと思っています。
ジェームス・ポンドさん、
どうぞ次回も、
クリアーウッドのルアーで釣りをされました時には、
ご投稿をよろしくお願いいたします。
ジェームス・ポンドさん、
たくさんのミヤベイワナ、おめでとうございました!
お疲れ様でした!
2022 6 7
ど~も、ビルダー代表です。
今週は、県外からのご投稿が届いていますので、
そちらからご紹介していきましょうね。
北陸地方担当、富山県在住、O・ファイターさんから、
不思議な話付きで、
釣果報告を送っていただきました。
不思議な話、というのは、
みなさんは、次回の釣りの予定を立てた時、
「 なんか大物が釣れそうな気がする 」
と、いうような、いわゆる
「 予感 」
が、した事があるでしょうか?
ワタシは、実は、けっこうあります。
もちろん、その予感の、ほとんどの場合がハズレですが、
まれに、的中することもありますね。
今回のO・ファイターさんも、
まさに、その予感が的中した釣行となったようです。
その釣行日の前日、なぜか、
「 明日は、u - MASTER55で、良いヤマメが釣れる 」
と、予感したそうです。
ところが、当日、目的の川に到着すると、
川は渇水しており、
釣れるかどうか不安になってしまったのだそうです。
それでも、迷わずラインに
「 u - MASTER55S 」
を結び、
第一ポイントへ、第一投目、いきなり魚がチェイス!
二投目にもチェイスしてきて、
岸際まで追ってきたのですが、バイトには至りません。
三投目、ドキドキしながら、どうやったら釣れるのかを考え、
「 この瞬間が、たまらない! 」
と、興奮を抑えます。
そして、ロッドワークを抑え気味に誘ってみたのですが、
今度は、チェイスもしません。
四投目、トレースコースを変えてみたところ、
流心付近で
ドン!
と、手応えを感じます!
水中でギラギラしている魚体も見えます!
「 楽しい! たまらん! 」
そして、ここで、昨日の予感が役に立ちます。
なんと、ちゃんとランディングネットを忘れずに準備していたのです。
キャッチしてみると、
それは立派な尺ヤマメだったのだそうです!
これこそ、予感的中!
O・ファイターさん、おめでとうございました!
u - MASTER55Sヤマメカラーを、
しっかりくわえた尺ヤマメは、迫力満点ですね!
そして、この尺ヤマメの他にも、
立派なイワナも釣られたようです。
いつもながら、富山県の清廉な水で育ったことが分かる、
たいへん美しいイワナですね!
今回、u - MASTER55S を活躍させてくださいましたが、
O・ファイターさんが一番信頼している
u - MOUNTAIN STREAM でもイワナを追加しています。
なかなかいいサイズのイワナですね!
背中の虫食い模様がはっきり出ていて、背ビレも立って、
元気が良さそうですね!
それにしても、
O・ファイターさんの予感は、見事に的中しましたね。
みなさんも、普段の釣りにも、
「 ここをトレースしたら根がかりしそうだな 」
と、予感しながらリトリーブしてくると、
見事に根がかりしてしまった、
または、
「 今日は、大物が出そうだ 」
と、行きの車中で予感すると、本当に大物が釣れた、
「 良くないことがありそうだ 」
と、その日の釣りはサンザンな目に遭うハメになった、
などなど、
ご自身の予感が本当に当たった経験は多いと思います。
これが、釣り人の
「 第六感 」
っていうものなんですかね?
それにしても、O・ファイターさん、
尺ヤマメおめでとうございました!
また次回も、良い魚が釣れる、と、
ワタシの予感が働いていますぞ( 笑 )
お疲れ様でした!
2022 6 3
ど~も、ビルダー代表です。
いよいよ、ミノーイングに適した最盛期の到来です!
これから雨も多くなるかもしれませんが、
大物が狙いやすい季節でもありますぞ!
渓流プラッガーにとって待ちに待ったベストシーズンですので、
みなさんのヤル気はマンマンになっている事でしょう!
今月も、たくさんの釣果報告をお待ちしてますぞ!
さて、みなさんのヤル気は高ぶる一方ですが、
うちの製作部長の相方殿は、
ちょいと気分が落ち込みぎみのようです。
それというのは、
通院を重ねて、これ以上ないくらい体調に気を使っている、というのに、
先日の検査では、またもや、
○○の数値が高い、△□の数値が低い、など、
あまりよろしくない結果になったから、だそうです。
薬の副作用などの影響から、食事による改善も困難なため、
少々、落ち込みぎみの部長殿です。
こんな時こそ、
気晴らしの海へ連れていってあげましょう!
「 日差しが熱いんですけど( 汗 ) 」
あら、今日は、真夏日の予報が出ていたので、
ちょっと暑すぎましたね。
ところで、部長殿の背後に写っている灯台、
実はね、
これ、けっこう有名な灯台で、
去る大物の歌手が歌った歌詞に、この灯台が出てくるのです。
これにまつわる記念碑とか、お土産屋さんもあるよ!
それはさておき、その灯台を眺めながら、港内を散歩していると、
( ↑ 立ち入りが可能な港内です )
部長殿が、
「 あれ! お魚がいっぱいいるよ! 」
と、言うではありませんか!
「 あ! ナブラだ! 」
おお! こりゃすごい!
体長15cmほどの小魚のようですが、
水面を盛んに泳ぎ回り、激しく波うっています。
ふ~む、こりゃ、何の魚かなぁ?
すると、偶然、部長殿の足元近くに魚が寄ってきて、
その魚種を確認することができました。
その正体は、どうやら、サバのようです。
いやぁ、こりゃ、本当に「 タイガーカラー 」ですなぁ!
いや、「 コーチドック 」かな?
これには、部長殿も大はしゃぎ!
「 すごいね、サバって、こんなに小さいうちから、模様があるんだね! 」
と、暑さも忘れて、キャッキャッと、はしゃぐ部長殿でした。
そして、時間も忘れて
しばらく、そのサバの群れに見とれているのでした。
今度、ノベ竿でも持って来て、釣ってみようか、
と、部長殿に聞いてみたら、
「 こんなに小さい魚、釣ったら、かわいそうだよ。 」
なるほど、命の重さを思い知らされた部長殿ならではの回答に、
ワタシは、ちょいと反省。
ワタシなら、サビキ釣りで大漁だぁ!
とか言いそうですからね。
しかし、どうやら、これで部長殿の機嫌は良くなったようで、
その日の帰りは、
また買い物に付き合わされるワタシなのでアリました。
この日以来、
部長殿には、少し元気が出てきたようで、
「 自宅で出来る仕事は手伝うよ。」
と、言うので、
パッケージのカットをお願いしてみたのさ。
これも、なかなか体力勝負な部分があるのですけど、
部長殿は、頑張って、
自宅のテーブルで作業をしてくれたようです。
こんなにたくさん、大変だったでしょ、
と、聞くと、
「 そんなことないよ、心を込めてカットしたわよ ♡ 」
それはエライ!!!
んじゃ、今後も、部長殿の体調が良い時は、
お願いしますね。
と、いうことで、
今月はスーパーベストシーズン!!!
部長殿も頑張っているのだから、
ワタシも、みなさんも、
頑張っていきましょう!!!
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